私は、ブログに、様々な悩みを綴っています。そして、それが、自分の気持ちと向き合うことに非常に役立っています。
今となっては、ブログ無しで悩みと向き合うことは殆どできないような状態です。(それもそれでどうかとは思いますが)
教科書的には、愚痴や悩みと言うモノをブログに綴ることは避けるべきと言われています。
そう言った一般論に反して、あえて私は「愚痴や悩みはブログに書いてしまおう」と主張します。
それが一体どういうことなのか、丁寧に解説していきます。そして、あなたもブログを書いて、気持ちの整理をつけることができれば、幸いです。
ブログに悩みを書き綴って見よう
まず、悩みやストレス、不安と言ったものは、整理の付かない気持ちや、受け入れがたい現実、自分の抑圧している欲求によって引き起こされてしまいます。
よく「ストレスは自分の受け止め方」といいますが、実際その通りなのです。ただ、自分の中での受け止め方が、自分でもよくわからないから辛いというのが本質です。
かくいう私だって、今でも自分の内面と折り合いをつけようと必死で頑張っています。カウンセラーと言った専門家や知り合いに相談して、得られる知見と言うのもあります。
ただ、他人から頂いたアドバイスでも、素直に受け取れず、なんかモヤッとしてしまうこともあります。
そう言った場合には、改めて、ブログの記事に書き記していくことで、何処が気に入らなかったのか、そのアドバイスを受け入れるためにはどうしたらいいのかということを考えていきます。
などなど、自分の整理の付かない気持ちと向き合って、自分は本心ではどうなっているのか、向き合う時間を取るのは大切です。
しかも、ブログにすると、他人から見られます。特に、はてなブログは、利用者の交流が比較的盛んです。「はてなスター」というもので、「記事を読みましたよ」というのを気軽に付け合えるので、自分の悩みの記事にもスターを着けてもらうことができます。
今までに紹介して来た私の記事にも、いくつかスターがついていることが、リンクのカードから分かるはずです。
役に立たないことだが書いていい
世の中には「ブログに愚痴や悩みを書くな」という意見の人もいます。これは正しくもあり、間違いでもあります。
「ブログ」を収益化のツールとして考えた場合、ただひたすらに自分の愚痴や悩みを書いているだけでは、アクセスも稼げない場合が多いです。
時々、ものすごく運が良くて、愚痴や悩みをつづっているだけで、バズる人もいます。
これは、匿名版はてなブログから「保育園落ちた」といった怒りの記事がバズったことからも分かります。(その人は収益化できたとは思いませんが)
なので、このネットの広い海の片隅で「バカヤロー!」と叫んで、自分の気持ちを整理するというのは、他人から見ると役立たない事でも、自分にとっては役立つことです。しかも、他人に迷惑をかける訳でもありません。
愚痴を語ることは場合によっては、その人の気持ちも暗くしてしまったりと、迷惑になることもあります。
ですが、ブログの場合はそんなことはほぼ起こりえません。なにしろ、見ず知らずの他人の書いた文章を一言一句心に刻んで真に受ける人と言うのはほとんどいないからです。
とはいえ、他人に見てもらえることで、効果があるのも事実です。
人間は「これだけは絶対に知られたくない」と思うようなことを開示すればするほど、かえって楽になっていきます。
知られたくないと思うようなことには、何かしらのきっかけがあります。例えば、失敗を知られたことで、怒られた、といった経験などです。
ただ、ブログの場合は、一々他人のしたことに目くじらを立てるほど暇な人はいません。確かに、時折、絡んでいちゃもんを着けて来る人もいます。ですが、普通にブログを書いているだけでそんな人と出会える方がレアです。
そう言った理由から、自分でメモするよりも、知り合いの誰かに愚痴を言うよりも、ブログに書くこともお勧めできるのです。
愚痴や悩みだけで収益化できることは期待しない
ブログを書くと言えば、アフィリエイトで稼ぐんでしょう、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、自分事だけ書いて、収益化するのは殆ど無理と言っても過言ではありません。
愚痴や悩みの記事で収益化できるかは運だと思っています。もともと頭が良くて、文才がある人の1%が運よく収益化できると思ってください。一般人には無理です。
なぜこんなことをいうかというと、「ブログ=儲かる」というイメージで自分の悩みを書いていると、だんだんと、気持ちが沈んでくるからです。
私はこのブログを収益化を目指して「100記事書くぞ!」と思って書いたはいいのですが、ほとんどの記事を自分の愚痴や悩みで埋め尽くしてしまいました。
そのせいで、100記事書いても、Googleに「無価値なコンテンツである」と言う風に言われてしまい、かな~りショックを受けることになりました。
振り返って考えると、自分の気持ちを整理するという点で、このブログを毎日のように更新していたことは無駄ではなかったのですが、(収益化できるという) 下心もあったために、ショックを受けることになってしまったのです。
仮にアフィリエイトのリンクを貼るとしても、収益はあまり期待しないでください。もし、収益が出たらそれは、運が良かった、と思うようにしてください。
なにしろ、毎日の様に記事を書き、ドメインパワーを強化し、100記事書いたにもかかわらず、結局、収益がほとんど出なかったのですから。
最近は、色々な工夫が積み重なって、ちょっとずつ収益が重なるようになってきました。しかし、その理由の一因が「愚痴の記事を減らしてみる」「自分事の記事を減らしてみる」というものです。
なので、愚痴の記事が収益化の観点で役立つとすれば、文章を書くことへの抵抗感が減るぐらいでしょう。もし、収益化できるとしても、それは運が良かったということでしょう。
匿名化できないなら紙に書き出す
ただし、実名で愚痴や悩みを書き記したい場合には、ブログに書くことだけは止めましょう。それは、名誉棄損や情報漏えいになりかねません。
私は仕事上の悩みについて、このブログで何度も「上司」という言葉を使って、悩みを書き綴っています。
私は、切羽詰まり過ぎていて、「上司」と匿名化して記事を書くだけでもかなり心がすっきりします。
しかし、人によっては、悩みは「実名で書き出した方がスッキリする」というような人もいます。
例えば、赤羽雄二氏は「ゼロ秒思考」の中で、「実名で紙に書き出す」ことを推奨しております。
全く他人の目を気にすることなく、 実名で書きだすことによって、本音中の本音をさらけ出すことができます。そこまですることで、自分の気持ちと向き合うことができるという人もいます。
また、ブログに書くときに、どうしても他人に伝える文章として書こうとしてしまう人もいます。それによって、自分の本心よりも、他人への伝わりやすさ、他人から見てどう思われるかを気にすることもあるでしょう。
こういったことが気になるような場合には、ブログよりも、紙に書き記していく方が、自分の気持ちの整理はつきます。
「他人の眼」を気にして本心をさらけ出せない人は、多いです。日本人は徳のその傾向が強いでしょう。その点について、恥じるところは一切ありません。ごく当たり前のことと言っていいでしょう。
「さらけ出すことによってかえって心が軽くなる」「さらけ出すことによって、かえって自由に書けなくなる」これは個人差があります。
なので、自分はどちらなのか、まずじっくり考えて(ブログに書いて)みましょう。
終わりに
悩みや愚痴、整理の付かない気持ちをブログに書いてみることで、少しだけ現実を受け入れていくというメソッドについての解説でした。
この方法はしょせん、あなたの認識を変えるための方法に過ぎません。あなたが、「具体的な解決策」を求めているとすると、役に立たないと思われるかもしれません。
ですが、実際には、この方法は、具体的な解決策を良い方法です。
その理由については、あえてここでは伏せておきますが「とりあえずやってみる」ことで、きっと成果が得られると思います。
あなたの心が少しでも軽くなるよう応援しております。
当サイトでは、他にも心が楽になるためのコンテンツを「メンタル」カテゴリで公開しております。
他にもあなたにもできることがあるかもしれないので、是非、参考にしてください。