ドムストの雑記帳

全然器用に生きられない私の真面目な事、勉強の事、お楽しみの事を書くために開設したブログです。

MENU

案の定の香取回【ワールドトリガー 2nd Season 第7話 勝負】雑感レビュー

スポンサーリンク

ワールドトリガー 2nd Season 第7話 勝負 視聴いたしました。

先週が柿崎回だったので今週は香取回と思っていたら、その通りでした。ところがその内容は若干意外な物でした。

 

f:id:domustoX:20210306210611j:plain

なお私は『ワールドトリガー』もAmazon Primeで見逃し配信視聴勢です。

 今期は他にも『呪術廻戦』『進撃の巨人』と見ごたえの多い作品が多いので、なかなか楽しいアニメライフをエンジョイしております。

 

NETFLIXはオリジナルアニメを展開していますが、まだまだアニメの質に不安がありますし、書籍の読み放題、音楽聞き放題といったメリットのあるAmazon Primeは最高ですね。

 

話が大きくそれてしまいましたが、今話も張り切ってレビューしていこうと思います。

 

 

 

あらすじ

今わの際の柿崎の反撃を受け、どてっ腹に穴をあけられつつも、ベイルアウトだけは防いだ空閑。自由変形のスコーピオンを利用し、傷口をふさぐかのようにして、三雲と香取隊の交戦地帯に突っ込む。

 

唯一残された柿崎隊・照屋は何とか雨取との間合いを詰めていく。

 

一方香取隊は、オペレーター・染井の発案により、数の有利を活かし、左右から迂回して、三雲を挟み撃ちにする。

しかし、分かっているのに、ひっかけられてしまう巧妙なワイヤーに脚をとられた若村はそのまま三雲に押し切られてしまう。

そこへ突入してきた重症の空閑。香取は一瞬、迷ってしまうも、そのすきに腕を切り落とされる。香取救出に向かおうとする三浦だったが、その隙を逃さず、三雲の射撃に落されてしまう。

 

一人残された香取。作戦の失敗を詫びる染井。その二人は、ボーダー設立以前からの縁があった。

単純に家が隣同士と言うだけでなく、あたたかな雰囲気の香取家に息抜きをしにきていた染井。成績不振から、香取家への訪問を止められても、泣いた娘のために、壁に穴をあけ、部屋を交換し、窓を付けた香取家と香取の雰囲気を、染井は気に入っていた。

 

勉強する理由を「親に言われただけじゃない」「変わった先の時代で、親の言うことを聞いているだけじゃ打開できない事態を打開するために勉強する」と語る染井。

一方の香取は何でもある程度器用に出来ることから、そこまで努力と言うモノをしていなかった。

 

そして、突然の近界民<ネイバー>の襲撃。(「この日のために準備してましたから」と実力派エリートがカッコつけている裏で)香取家も染井家も潰されてしまう。

 

なんとか染井に救出された香取は、病院で家族の無事を知る一方で、染井家の両親が亡くなったことを知らされる。

両親よりも香取を優先したことを、ただ「助かりそうだったから」と片付けるも、香取を救出する時の染井の指は爪がはがれるほど血がにじんでいた。

 

その後、設立されたボーダーに入隊すると語る染井に、香取も共に行くという。

「やるからにはNo.1に」「二人なら絶対になれる」と明るく笑う幼い日の二人。

 

しかし、現実は甘くはなかった。今まさに、ランク戦で二人がベイルアウトし、自らは片腕、主人公気取りの強敵を相手に単独で挑まねばならない絶望的な状況であった。

 

一方、照屋と雨取の戦いは、照屋がハウンドの乱射でレッドバレットを大量に打ち込まれるも、迂回する弾丸を駆使した照屋が雨取を落とすことに成功。照屋自身も他人に点を与えないため、棄権ベイルアウトをする。

 

香取は、空閑を狙って突っ込むと見せかけ、うまくワイヤーを使い、三雲の首を落とすことに成功する。しかし、死に際の三雲の残したワイヤーに引っかかり、とどめの一撃を喰らってしまうのであった。

 

香取の回想は内容は想定外だった

前回の感想で、「今回は柿崎回だったから、次は香取回かな」というようなことをいいましたが、ドンピシャであたりでした。

 

とはいうものの、想定外だったのは、香取の回想がボーダー入隊前の話であること、そして、今まで静観を決め込んでいた染井と香取が最も縁の深い人物だったことでした。

 

このランク戦編冒頭であった、若村と香取の口論に関する伏線は満足に回収されたとは言えなでしょう。

 

回想内で染井の言う「何らかの形で現状に満足している人間を変えることは難しい」と語っていました。その後、ボーダー入隊前の時には「No.1を目指す」と言っていました。

 

前者の発言をとるならば、香取は苛立ちつつも、現状何とかなっているこの状況に甘んじているというのが染井の判断だったのでしょう。だからこそ、染井は何も口出しせずに、若村との口論も静観していたのでしょう。

 

ですが、逆に「No.1を目指す」という言葉はどこにってしまったのでしょうか。現状に満足している香取を動かす気が無いのならば、さっさと香取を見限って単独でNo.1を目指す道もあったと思います。

 

それでも、現状に甘んずる彼女をそのままにしている染井の姿はNo.1を目指し、香取と親交が深かったというようには見えませんでした。

むしろ、今までの描写から、香取と染井が幼馴染であることが分かった人がいたら天才だと思います。

 

一方、彼女のセンスについても一応は回収されました。若村も三浦も翻弄され続けたワイヤーを

 

ただ、ランク戦の「振り返り」がまだ残っていますから、そこで、香取隊についても、柿崎隊についても、回収しきれていない部分について掘り下げがあるのかな、と思います。

 

とはいえ、とどめの一撃が刺さったとはいえ、勝敗が決したというわけではありません。ここから、どういう判定が下るか、見ものですね。

 

あっさりやられた雨取・三雲

 

特に雨取は今回は結構情けないやられ方をしているような気がします。今回の雨取は才覚があると言われた照屋の咬ませ犬になってしまったような気がします。

 

また、三雲も、散々粘ったあげくに、割とあっさりと散ってしまったので、すこしがっかりでした。

3人がかりで寄って集って倒せなかったものを一人でやれるんかい!というツッコミはありました。

 

一応、状況が違うと言えば、空閑を落としに行くと見せかけることができる、別の的があったからこそ、一瞬、三雲を油断させられたといえなくはないですが、それでも今回の三雲はちょっと間の抜けた感じになってしまいました。

 

空閑もスコーピオンの応急処置は気が利いており、三浦をやった手際は素晴らしかったのですが、そもそも柿崎にあれだけ喰らってしまうというのは油断でしょう。

本当は若村・三浦がやられるくらいの勢いで全話やってくれるとものすごく評価が爆上がりしそうなんですが、ちょっと光の質感が良くなったのが精いっぱいですかね。

ただ、ワイヤーに引っかかった香取はちょっとセクシーだった

 

終わりに

 

想定通りの香取回となりましたが、その内容は少し想像していたモノとは違いました。若村との口論、鳴かず飛ばずのボーダー隊員生活、これらの件について、香取がどう思っていたかが次回明かされるか、期待です。

 

玉狛完封でも面白くなかったでしょうが、さりとて、雨取・三雲がいともたやすく散ったのは、シナリオとして、少し悲しい展開でした。

 

次週は決着、振り返り、次編への布石というところでしょうか。今後も、緩く期待しております。