ドムストの雑記帳

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大人たちとの対話【アニメ ワールドトリガー 2ndシーズン 第9話 隊長 】レビュー

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アニメ ワールドトリガー 2ndシーズン 第9話 「隊長」のレビューです。

 

ヒュース加入の交渉の本格化、そして、次回ランク戦への布石ともいえる各隊の描写。細かなところで、色々と面白い描写の光る個人的にはツボな回でした。

 

なお私は『ワールドトリガー』もAmazon Primeで見逃し配信視聴勢です。

 今期は他にも『呪術廻戦』『進撃の巨人』と見ごたえの多い作品が多いので、Amazon Primeでなかなか楽しいアニメライフをエンジョイしております。

 

 

あらすじ

 

前回(第8話)終盤から始まったヒュース入隊の交渉。

一晩で出来る限りの仕込みはしてきたという三雲。その彼が出したヒュース入隊の対価は提案は、「ヒュースを遠征に同行させる」という一点張りだった。

林藤ですら「近界民を遠征に同行させるのはどうか」と難色を示す意見ではあったものの、「ガイドとして役立つことはできる」という意見を押し通すことによって、何とか合意にこぎつける。

 

一方、ヒュースの入隊に次いで、城戸が出した提案は「玉狛第二の遠征隊加入とは無関係に、雨取を遠征に同行させたい」というもの。

遠征艇のエネルギー源はトリオン。もし、雨取が遠征艇に乗り込めば、その莫大なトリオンから、移動および輸送能力が高まると言うモノだった。

 

しかし、遠征先はトリオン量が多いという同じ理由で雨取を狙ったアフトクラトルである。難色を示す者もいたが、雨取自身がエネルギータンクとしての動向に同意。話は決着を見せるのだった。

 

しかし、遠征同行を目指す玉狛第二にもう一つの厳しい現実が突きつけられる。

それは、大規模遠征への準備期間が長引く為、玉狛第二がAランクに昇格するまでに必要な期間に間に合わないということ。ただし、雨取が遠征艇に乗り、遠征艇の輸送能力が高まれば、B級からも腕利きを帯同させることも可能、ということだった。このことを雨取の話の後出しで話したのは、雨取の帯同と引き換えに、遠征枠を増やすような言い方にしたくはなかったからという城戸なりの慮りであった。

 

会議終了後、林藤は「近界民を遠征に行かせるのはどうか」という発言が、三雲の根回しであったことを、唐沢から指摘を受ける。「悪知恵ばかり働くようになって困ったものだ」という根付もまんざらではない様子だった。

 

結果、ひとまずB級2位以内を目指すという方針は固まった。

小南は雨取をダシに使われたようなことに苦言を呈するが、木崎は「そもそも遠征を目指していたのは雨取の意思」であると指摘。ある意味、雨取の意思が尊重されたとも言えると言う。

 

2日後のランク戦当日、(宅配ピザ屋みたいな)生駒隊、(『終わりのセラフ』みたいな)王子隊が次の対戦相手だった。(王子隊の場合はただ詰襟なだけだが

 

生駒隊は作戦会議と言う雰囲気でもなく、関西弁で駄弁って和やかな雰囲気だった。

王子隊は隊長である王子の思い付きで、ランク戦の戦場を決定し、それをこの土壇場でチームメイトに明かした。

 

影さん連れていくんですか

雨取による遠征艇の増強による結果、B級からも遠征参加者を募るというイメージ画像で、村上・二宮・影浦・東の4人が写っていました。

二宮は、隊員に非があったから降格を食ったものの、隊全体としてみれば、実力自体はA級もの。村上、東は部隊がB級だからとはいえ、本人のソロ実力で見れば普通にA級。

 

影浦も同じといえば同じなのですが、彼の場合、本人が問題を起こしているということで降格を喰らっているため、そんな人間を連れていく候補として考えているというのには驚きました。

 

ただ、そもそも、敵意や疑いと言った負の感情を向けられさえしなければ、そこまで危険人物ではないはずです。遠征隊のメンバーも、そこまで影浦のことを毛嫌いするような面々ではないはずですし、問題行動を起こすとも考えづらいのですが、騒動起こして降格しておいて、遠征部隊の候補生に入れるのは、ちょっぴり意外でした。

 

大人たちの会話

今回見ていて面白かったのは、本部長+林藤支部長の会話でした。

 

今までボーダー重役会議となると、城戸、根付、鬼怒田VS忍田、林藤と言う構図がメインでした。このとき、唐沢は自称通りコウモリ状態でした。

 

城戸達VS忍田はボーダーの派閥(城戸派、忍田派、玉狛派)という構図から、ごく自然に受け止められてきたように思います。

 

ただ、今回は(三雲の仕込みがあったらしいとはいえ)林藤が三雲のヒュースの遠征同行案に疑問を呈したり、鬼怒田が雨取の遠征帯同に反対したりと、派閥よりも個人の意見が見られた点が嬉しかったです。

 

今まで、派閥意見が強すぎて、個人としての意見が出るというシーンはあまりないような印象でした。今回の様に、「この件には反対、この件には賛成」といって、各案件で意見が異なるというのは、個人個人がそれぞれの思考を持ち、意見を持ち、行動しているのだなぁ、と感じることができ、個人的には嬉しいシーンでした。

 

子供中心の物語でも、組織の大人たちがしっかり描写されているシーンは私のツボなのです。

 

更に、会議後には根付が三雲の成長を(なんだかんだで)喜んでいるようなシーンも入っていました。根付と言えば、大規模侵攻の際に、三雲をスケープゴートに、ボーダーの悪評を払しょくしようと画策し、読者の心証が悪くなった人かも知れません。ですが、彼も彼として、ボーダーの一員であり、ボーダーの隊員が成長することを喜んでくれるというところも、少し嬉しいかったです。

 

対決の中に状況説明を混ぜ込むのは好印象

 

前話のワールドトリガーは、状況説明が多くかったです。形式としては主に、小南のツッコミに応答する形でした。

今回も状況説明が多かったと言えばそうなのですが、前話の時と異なり、三雲VS本部長たちという「対決構造」がありました。

 

その対決構造が、程よい緊張感を生み出し、状況の説明が多くとも、緩慢とした印象を与え辛くなっているように感じました。

 

メタ的に言えば、玉狛第二の遠征部隊加入はほぼ決定しており、ヒュースの加入も確実だったでしょう。なので、ほぼ形だけの対決構造になっていたといえます。それでも、対決構図を用意して、その中で、状況を説明していくことは、(味方である)小南のツッコミに応対するよりも、

 

今回も、小南は会議の内容に苦言を呈していたり、状況説明のきっかけを作る役を押し付けられてしまっています。キャラクターとしては「真剣に後輩を心配する先輩」なのですが、話のテンポを遅らせるという面では、私の中では評価が下がり気味です。

ただ、それは、話の展開上、小南が割を食わされているということであり、私が小南と言うキャラクターが嫌いだというわけではありませんので、そこは悪しからず。

 

ただ、本命の対決も、「ヒュースをガイドに使う」という一点張りで、それによって納得したというのには、大人たちも大分甘いという印象を与えました。

交渉と言うのなら、いきなりふっかけるか、何枚か手札を用意してそれを小出しにするか。いずれにしても、いくつかの策は用意してくもので、さすがに1案だけの強行突破には無理があり過ぎるのではないかと感じました。

 

早くもランク戦に

 

今話ではまだランク戦には突入しませんでした。しかし、日付はすでにランク戦当日に突入しており、対戦する各隊の描写も簡単に描かれました。

 

生駒隊は、(なぜかカメラ目線の)隊長・生駒が操る旋空弧月が特に脅威と紹介されました。なぜか、この生駒隊は服が赤いせいか、宅配ピザ屋に見えてしまいました。特に、隠岐はバイザーをかぶっていて、なおの事、宅配ピザ屋にみえてしまいました。

 

王子隊については、配置については言及されたものの、隊長がキラリーンした以外の描写は薄めでした。

 

ということで、次回はおそらく、ランク戦が開始し、生駒隊について踏み込みつつ、その次に、王子隊の描写が入る、と言う流れになるのではないかと勝手に想像しています。

 

それにしても、第9話で登場した2隊を見て思ったことは、前々回のランク戦で、二宮隊・影浦隊さらに、東隊とマッチを組まされたのは、あまりにも酷な試合だったのではないかとも感じました。

A級に匹敵する2隊が同時にマッチし、それにいきなりぶつけられる新進気鋭の玉狛第二という構図は余りにも玉狛不利にも感じました。

さらに、普段は3チームで行われるランク戦が4チームで行われたというのもどうにも腑に落ちませんでした。

一体どういう意図であのマッチが組まれたのか、疑問が残るところです。

 

生駒隊は戦闘員が4人編成なのですが、4人同時出撃ということになるのでしょうか。今まで、ランク戦に参戦していたのは3人チームで、ある意味、公平でした。(A級は加古隊が2人?嵐山隊が4人なので常に1チーム3人というわけではないようですが

ところが、生駒隊は4人体制なので、そうなると、生存点だけでも有利になりそうなのです。

そこのバランスはどうとるのか。なんなら、点数欲しさにとりあえず、適当に強い人をスカウトして、物量で押しつぶすことになり、ランク戦の意味が崩壊してしまう気がします。

なので、ランク戦の真相がどうなるのか、次回に期待したいところです。

 

終わりに

 

まともに交渉せず、話の進展もなく、ほぼタイトル詐欺だった第8話『交渉』と打って変わって、第9話は看板に偽りなしと言ったところでした。その「隊長」とは、隊長として上層部と交渉した三雲のことでもありますし、チラッと描写された生駒と王子のことも暗示していると思われます。

 

そして、今回は大人たちの会話がしっかりと描写され、説明が多くとも、視聴が苦になりづらい、そんな構図になっているように感じました。

 

次回はランク戦開始となるでしょう。かつてお家芸と評したテンポの悪さを克服できるのかも、気になるところです。

 

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