ドムストの雑記帳

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尺を稼いでない?【ワールドトリガー 2nd Season第6話 意地】レビュー

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さて、諸事情により放送が延期されていたワールドトリガー 2nd Season第6話 意地ですが、無事、放送され、アマプラでも視聴可能になりました。なので、遅ればせながら見てみました。

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前回の続きでありながら、少し違う印象を受けた第6話となりました。

 

また、前話についても感想を書いており、今話はその比較ともいえる内容も多いので、前話の分も読んでいただけると幸いです。

www.domustox.com

 

 

 

あらすじ

 

第6話も前回に引き続き、玉狛第二(主人公チーム)、柿崎隊、香取隊のランク戦でした。

 

長距離狙撃可能な唯一の玉狛第二は、雨取の大砲で地形を変更すると同時に、シールドで防げないレッドバレットで圧力をかける。

残りの2チームは、まずは玉狛の優位を崩すため、スナイパーを落としにかかる。

 

香取隊には三雲が、柿崎隊には空閑が迎撃に向かう。

三雲はワイヤーと雨取のレッドバレットで香取の足を奪うなど、足止めを行う。

 

一方の空閑はグラスホッパーを上手く使い、柿崎隊の巴を脱落させる。このままでは全滅させられると踏んだ照屋は自分が雨取を襲うことを提言する。そして、「集団行動第一」を掲げてきた柿崎は今までの方針を曲げ、それを許容する。

 

柿崎は、昔から「無難」を選ぼうとしてきた過去があった。記者会見で意地の悪い質問にもはっきりと答えられた(主人公気質な)嵐山と自分を比較し、嵐山に引け目を感じていた。

その後、嵐山隊には自分は不釣り合いと考えて、隊を抜け、独立するも、次にあてがわれた仲間たちは、やはり、自分には不釣り合いだと感じるほど優秀な部下たちだった。

 

そんな彼らの可能性を潰してしまっていたことを悔やみながら、空閑とサシで刃を交える柿崎だが、空閑に致命的な一撃を貰ってしまう。

だが、ただでやられるわけにはいかない。柿崎は最後の力を振り絞り、空閑に銃弾を撃ち込むのだが。

 

尺稼ぎによるテンポの悪さ

 

作画は相変わらず、シーズン1に比べると、ずっと良い状態です。光の質感が一気に比べると圧倒的によくなっており、夕焼けの廃工場地帯が良い雰囲気を出しています。

 

また、シーズン1では光の粒子だったトリオン体断面も、2nd シーズンから描写されるようになり、煙が出ているような描写に変更になりました。

私としては、1シーズンでのトリオンキューブと同じ色の光の粒子の方がいい感じだとは思っていましたが、作画に力が入ること自体は良い事だと思っていました。何しろ、肉ではないとはいえ、断面を見せられるとちょっと「うへぇ」とは思ってしまいます。

 

そして、前回はあまり気にならなかったのに、今回から、気になり出した要素が尺稼ぎです。一度書いた絵をいかに(時間的に)長く使うか、というのは労力を減らすうえでは重要な事ではあります。

ただ、それを強引に引き延ばしてしまうと、尺稼ぎになってしまうと感じます。特にシーズン1ではアフトクラトル編で、『伝説の尺稼ぎ』と言われるような回が出てきてしまうこともありました。

 

今話では、尺を稼ぐ事が多くなったな、と感じてしまいました。特に、冒頭部分はかなり稼いでいた感じが強く見えました。

 

色々な事情で、常に絵をビュンビュン動かしまわせるわけではないということは理解しています。

ただ、やはりこうして尺稼ぎが始まってしまうと、不安になってしまいます。

 

今話は前話に比べると、解説・実況の挟まる時間は減りましたが、その分が丸っと尺稼ぎになってしまったような気がします。

ストーリーやランク戦というシステム上、テンポが悪くなるのも考えモノでしたが、尺を稼ごうとしてテンポが悪くなるのはもっと問題だと感じました。

 

 

回想のせいでかえって浅く感じる柿崎の内面

 

前話は香取隊の仲間割れがランク戦以外でフィーチャーされており、香取隊回といえるような回でした。その分、柿崎隊は作戦行動での会話にとどまっており、あまりフィーチャーされることはありませんでした。

 

翻って今話では柿崎の回想が挟まるなど、柿崎回といえる回だったでしょう。

 

前話では、随所で柿崎が下す判断が「仲間の終結を最優先」「手堅い判断」と感じました。そして、今回、作中の解説でもそこが手堅いと言えるポイント、と評されていました。

 

直接語られるわけではない物の、柿崎の思考が垣間見える前回の描写に対して、今回は柿崎視点の回想が挟まり、よりストレートに柿崎という人間が描写されるようになりました。

のですが、それがかえって安っぽく感じてしまいました。

 

第5話での香取の過去についての説明は、本命の香取の内面が彼女の口から直接語られるわけではなく、若村との口論という形で説明されました。

それが、今回は柿崎本人の回想という直接的な手段を用いて説明されたため、あまりに安直な感じがしてしまいました。

 

柿崎隊は大先輩柿崎と、後輩二人という構成なので、回想した内容を知っているメンバーはいません。一応、今回解説で呼ばれているうち、一人は嵐山隊の時枝、柿崎が隊を抜けるときにも隊に籍をおいているようでした。

その時枝から、柿崎の過去を説明された方がしっくり来たかも知れませんが、それもそれでわざとらしすぎる。なかなか難しい所だったのですが、前話に比べるとあまりにもストレートすぎやしないか?というのが感じたところでした。

 

一人一人の過去に踏み込んで、キャラクターをきちんと説明してやることも大切かも知れませんが、個性が垣間見える描写だけで個性をアピールするという方が高等テクニックな感じがします。

 

おそらく、この流れは原作を踏襲してのことなのだとは思いますが、香取隊に比べるとあまりにストレートなもんでしたから、尺稼ぎの件と併せてやや拍子抜けしてしまいました。

 

おそらく、空閑の命運がどうなるにせよ柿崎の脱落は見えています。次回は香取隊の回になるでしょう。そこで決着となるか、その次の回に持ち越しになるかは不明ですが、ここでもまた香取の回想が挟まるとせっかく5話で良い感じに描写できていたのが台無しになりそうなので、気を付けてほしいな、と思いました。

 

終わりに

 

テンポの悪さはあったものの、地味ながら描写に光るものがあった5話に比べて、6話では尺は稼ぐ、ストレートに回想を入れる、でなかなか大変な回になったような気がします。

 

4話までの撃退編>5話>6話とだんだんと難点が見えてきたのが心配です。次週からはすっきり気を取り直して、やってくれるといいな、と感じました。

 

 

本日もお付き合いくださりありがとうございます。