ドムストの雑記帳

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分かりやすいギャグ回【僕のヒーローアカデミア 第101話 メリれ!クリスマス!】感想

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僕のヒーローアカデミア 第101話 メリれ!クリスマス!の感想です。

 

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たまには突き抜けたギャグ回で息抜きするのもありだと思えるちょっと良い回でした。

 

 

 

あらすじ

 

泥花市が崩壊する。その中心で、笑っていたのは死柄木だった。

 

 

先日、仮免取得後30分で戦闘を行ったということで、爆轟と轟はインタビューを受けていた。相変らず口の悪い爆轟に対して、轟は微妙にちぐはぐな回答をし、天然っぽさを見せつけるのだった。さらに、オンエアされたものを見ると、爆轟の口の悪いシーンはまるごとカットされ、轟の天然回答だけが放送され、爆轟は見切れているのがちょっと映るだけだった。

この一件で大爆笑するクラスメイトをよそに、緑谷は泥花市の被害について報じるニュースを見ていた。死傷者は少なかったものの、破壊規模は大きかった。それでいて、一般市民からの声は、むしろヒーローに対して厳しい物ではなかった。

 

麗日、曰く、エンデヴァーが戦った時、その活躍に目を向けろと叫ばれた一件から、ヒーローへの風当たりは弱まっているとのことだった。

 

そんな、ヒーロー報道やインタビューが身近になってきた1年A組のところに、メディア露出の為の実習がMt.レディと共にやってくる。

イケメンの)轟に目を付けたMt.レディの手によって、轟がインタビュー実習の先陣を切らされる。轟が必殺技を放つと、技を見せることについての質問が出る。Mt.レディ答えて曰く、分かりやすさを重視しなければ、ということで、皆、一斉に自己紹介を始めると、思ったよりも好感触であった。

 

しかし、例外も居た。爆轟は相変らず口が悪く、緑谷は注目を集める機会に恵まれなかったため、ガチガチに緊張してしまうのだった。

そして、緑谷の個性の方にも話が及ぶと、そのまま、話は先日の訓練の際の暴走に至る。緑谷は自らの中にある力を引き出し、コントロールすることを意識し、鞭のような個性を発現させることに成功する。が、ものすごく小さかった。本人は大いに喜んでいるものの、成果とのギャップに周囲は唖然とするしかなかった。

 

その頃、オールマイトは『ワン・フォー・オール』の歴代継承者について徹底的に調査を行い、やつれていた。そんなオールマイトのところに、雄英高校校長・根津が訪れる。そして、ヒーロー事務所でのインターンを実施することを告げるのだった。

 

その後の職員会議にて、根津は教職員全体にインターンについて共有する。ヒーロー飽和状態ともいえるほどにヒーローが多い状態で、インターンでさらに学生にヒーロー活動を実施させることについて疑問が呈される。さらに、今回はヒーロー公安委員会、つまり、政府からの要請でインターンを実施しろとのことだった。

『敵役連合』の動きについて何か掴んでいる物があるのかもしれないと薄々感づく教職員一同だったが、ひとまず、ヒーローインターンの実施を学生への課題とすることで、職員会議は解散となった。

 

そして、その日はクリスマス。1年A組のメンバーはクリスマスパーティーにいそしんでいた。ごちそうを食べる中で、冬休みの課題のインターンについての話題になる。

 

前のインターン先に行くことにしている者もいれば、緑谷の様に事務所都合で断られてしまうところもあった。

 

話に加わろうとはしないが、なんだかんだで絡まれた爆轟もインターンの話を振られる。爆轟は職場体験先であったベストジーニストのことを思い出していた。

ベストジーニストは現在行方不明とのことだったが、爆轟に広い世界を見せることに努めるようにと語り、インターンで改めて爆轟にヒーロー名を持ってくるようにいいつけていたのだった。

 

せっかくのパーティーに水を差すなとキレるメンツもいたが、そこにエリがやってくる。ちぐはぐな知識で季節のイベントすべてを実践するエリだったが、かえってそのちぐはぐさが幼さと相まって受けるのだった。

 

そして、クラス内でのくじ引きのプレゼント交換も。緑谷はこんなクリスマスが来年も楽しめればと思うのだった。

 

クリスマスパーティーの後。轟が緑谷と爆轟に声をかける。インターン先が未定ならば、No.1ヒーロー『エンデヴァー』の事務所に来ないか、と。

 

ギャグ回に振り切れるのもありだな

 

前回は伏線を張るような形でメインストーリーが進むということはなく、置きに来ているという感じのする1話でした。

 

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それ以前の訓練編もどちらかと言うとメインシナリオに絡まないエピソードでした。各々の成長と言う観点では、合同訓練編を描くことは非常に大事な一方で、結構長くなってしまったので、メインのストーリーを早く進めてくれないかな、と言う気持ちも出てきていました。

 

そして、今話は次回予告の段階から、もうギャグ回・日常回であることは明らかで、少し不満を感じていたのも事実でした。

 

ただ、話としては全体に思いっきりギャグ・日常に振り切れていて、それはそれでいい判断な気がしました。

これだけ振り切れてしまうと、かえって頭を空っぽにして楽しむことができるので、閑話休題としては丁度良いように感じました。

 

冒頭で泥花市の謎のシーンが入ったりと、『ヒロアカ』らしい、露骨な伏線シーンもありましたが、それ以外は基本的に畳みかけるようにギャグがポンポンと出てきたので、見ていて非常に楽しめました。

 

 

謎の組織の正体・ヒーロー公安委員会

 

かつて、ホークスが荼毘と密会をした際、ホークスに『敵役連合』への潜入捜査を命じた人物たちに、見覚えが無かったことから、謎の組織と紹介したことがありました。

 

 

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今回、その人物がヒーローインターンを要請した『ヒーロー公安委員会』のイメージとして登場したこと、そのシーンにホークスも居たことから、この組織は『ヒーロー公安委員会』であり、登場した二人は上層部であろうことが分かりました。

 

ただ、ヒーロー公安委員会について謎なのは、警察との関係性です。現実の日本では、警察は『国家公安委員会』の傘下組織です。もし、警察の立ち位置が同じだとすれば『ヒーロー公安委員会』と『国家公安委員会』が同列であり、『ヒーロー公安委員会』と警察は別組織と言うことになりそうです。

 

根津校長がインターンについて警察の塚内に話す場面もありましたが、それがまた、この議論をややこしくしています。

 

インターンについて話したのはオールマイトであり、オールマイトが過去の『ワン・フォー・オール』継承者について調査する為、警察に出向いていたため、塚内はその場に居合わせただけ、とも考えられます。

 

さらに、『公安委員会』がホークスに『敵役連合』への潜入調査を命じていることはおそらく、塚内も知らされていない事実だと考えられます。

 

なので、『ヒーロー公安委員会』と作中における警察の関係性については不明な点が多かったと言わざるを得ません。

 

ただ、ここまで細かい事について考えてしまうのは私の悪い癖で、あんまりこの辺については考えられていないような気がします。

 

終わりに

 

ギャグ回にふりきったことで、ストーリーの進みが遅いという不満を感じ辛かった今回。

なんだかんだでこういう日常回をきちんと描けるのもいいもんだなと思いました。