つい少し前に、非常に調子のいい時期がありました。
きっかけは仕事がだんだんと上手くいくようになってきて、それによって、人生全てのモチベーションが上がってきたことでした。
過去の記事を振り返ると、それ以前から徐々に調子が上を向いてきていたようなことが、分かります。
6月、自分はそれなりに頑張って何とかしようともがいていたんだなと言うことが分かりました。
しかし、その調子のいい時期もあっという間に瓦解してしまいました。
きっかけは些細な事
実にくだらない事で、家族と喧嘩してしまい、それによって、家庭内での自分の立場と言う者に対する不安が強くなってしまったのです。
ただ家にいるだけでも、なんとなく罪悪感を感じたり、居心地の悪さを感じるようになってしまいました。
ずっと一緒に暮らしてきた家族ですから、時間の経過によってなんとなく関係修復に至っているような感じはしますが、それでも、今の気分はかなりどん底に近い感覚です。
きっかけは非常に些細なことで、その言葉を私が言わなければこうはならなかったのかもしれないという後悔はあります。逆に、そんな言葉でこれだけ角が立ってしまうのは、家族が狭量だからとも思ってしまいます。
もともと、それなりに口は悪い方で、ともすると悪質なブラックジョークを飛ばしたりしていたので、いつか誰かの地雷を踏み抜くのも時間の問題だったかもしれません。そして、今回、見事に地雷を踏み抜いて、変な風に大問題に発展してしまいました。
幸いにして、それ以前から精神科のお医者さんから処方されていた薬もありましたので、それを飲んで何とかやっているという状態です。
良い状態が長続きしなかったショック
つい先日まで続いていたいい状態は、自分の中でも「良い状態だ」と実感できるほどのよい状態でした。
おかげで、自分のネガティブな側面に対しても目が向けられるようになり、自分についての全ての特徴を受け止められるようになってきました。これによって、少しずつながらも自己肯定感が高まっていくのを感じて、少しずつ、自分なりに前に進めているような気がしていました。
仕事上イライラすることもあったり、どうしてもうまくいかないこと、不安なことももあったりもしました。ただ、その苛立ちや上手くいかない事、不安なことを自分なりのきっかけとして受け止めることで、ちょっとずつ、自分を理解したり、変えたりすることができるようになると思っていました。
自分のことを理解したり、自分のことを変えたりすることで、何のメリットがあるとかそう言うことを考えるまでもなく、そうすることが楽しかったし、快感だったという気持ちもありました。
そう言うわけで、苦しい思いをしたときもありましたが、それ相応の楽しさを、苦しみの中で見いだせたような気もしていました。
ただ、それが自分の些細な失言をきっかけに、またメンタルが不安定な状態に逆戻りしてしまい、心底ガッカリしています。
やっと上向きに、明るく自分を受け止められるようになったと思った矢先に、そうも言って居られない精神状態になってしまいました。そのことで、「やっぱり今までのことは無駄だったんじゃないか」と思うようになりました。
先日、『東京リベンジャーズ』の感想の中でも「いつまで主人公が「無駄なことなんて1つもなかった」と思えるのか」と言うようなことを書いたのですが、その数時間後に、自分が同じ局面に立たされるとは思ってもみませんでした。
加えて気が滅入るのは、自分が自分の意思を貫いた結果、家族と対立したのではなく、ふとした失言から関係悪化にまで直行してしまったということでした。
自らの意思にかかわらない、失敗と言うのは、非常に自分の中で重く受け止めてしまうことです。
失敗や力量不足と言うのは、自らの信念を貫き通した結果などよりも圧倒的に悪質だという思いが、自分の中にあるからだと思います。
このことについては、より深く自分の中で反芻して記事にしてみたいと思います。
そこから這い上がるために
私は何か努力をするために、かなり大きな助走を必要とする人間でした。メンタルも体調も万全でないと、努力できない人間でした。
ただ、そんな自分とはもうおさらばしようと思っています。
メンタルが悪いから、メンタルが悪い状況から脱却する努力ができない、と言うのではいつまで経っても悪循環から逃れることができません。
人によっては、嫉妬や劣等感と言ったネガティブな感情こそ行動の原動力という人もいます。私はこれからそう言う人間になろうと思います。
確かに、ネガティブな感情を原動力にできる人と言うのは、ある程度、成功体験がバックボーンにあるからこそ、といえるかもしれません。
ただ、成功体験が無いから成功体験を作り出す努力ができないというのでは、結局、悪循環から逃れられない自分のままです。
かつて、似たようなことをこのブログにも記したことがあります。
ネガティブなことをバネに、自分を飛躍させることについて、西川貴教さんが語っていたことについて触発されて書いた記事でした。
ネガティブなことを原動力にして何かを成そうという気持ちは、以前以上に強くなってきています。
そうでなければ、私自身が未来永劫この状況から脱することができないという現実から目を背けられなくなってきているからです。目を背けられなくなってきているというと、かなりネガティブな言い方ですが、その現実を受け入れ始めたというと、前向きな言い方になっているような気がします。
試練の時はまだ始まったばかりですが、少しでも前を向いて這い上がっていこうと思います。
終わりに
少し前に少しだけうまく行っているような気がしてきただけに、ふとした失敗から、家が安心できる場所ではなくなってしまったことは非常に手痛い事でした。
ただ、こうして記事を書いていると、自分には落ち込んでいる時間すらなく、一刻も早くこの状況から脱出する為に努力と時間を費やさなくてはならないと痛感しました。
このネガティブな状況をバネに、ピンチをチャンスにするために、頑張ってまいりたいと思います。