ドムストの雑記帳

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死神ゲーム第2ラウンド決着【すばらしきこのせかい The Animation 第7話 ヨシュア】感想

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すばらしきこのせかい The Animation 第7話 ヨシュアの感想です。

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あらすじ

 

2回目の死神ゲーム6日目。

ネクは寝ぼけながら、ハネコマと電話するヨシュアの声を聴く。ネクはなぜハネコマがヨシュアのような人間にも助力するのか、理解に苦しんでいた。

 

その頃、死神側では上位の死神・キタニジが報告を受けていた。内容はミナミモトが禁断ノイズを生成し死神を襲わせていること、そして、ネクについてだった。

ミナミモトはネクの話を聞いて、コンポーザーの意思に得心が言ったかのような表情を見せるのだった。

 

ネクは生きて居ながら死神ゲームに参加しているヨシュアのことを不公平だと打ち明けるが、ヨシュアは生きていても死神ゲームで生き残れなければ現実でも死ぬのだから同じ立場で参加しているのだと語る。

 

そして、ネクとヨシュアのところにミッションメールが届く。それを見ると同時に、二人はノイズに襲われる。

そのノイズを一蹴すると、二人はもう一つの目的地、宇田川町を目指し始める。

 

しかし、宇田川町への道は禁断ノイズにあふれかえっていた。禁断ノイズを蹴散らしながら進んでいく二人は、そこで死神ゲームに参加していたカップルと遭遇する。

 

禁断ノイズの襲撃を受けて消えゆく二人は、間に合わなかったことをネクに詫びられながらも、それでもネクに生き延びてくれと懇願し消えていくのだった。

 

ヨシュアはネクの赤の他人に入れ込む態度について指摘をする。しかし、ネクはこの死神ゲームを通じて、他人と触れ合っていくことで世界が広がっていくように感じていったと語る。

他人との触れ合いを肯定するような態度を見せるネクに不満そうなヨシュアではあったが、それでも二人はミッションをクリアする為に先へと進む。

 

更に進んだ先で、二人の死神・ヤシロとカリヤが禁断ノイズに襲撃されているところに遭遇する。ネクはその二人を助ける決断をし、ヨシュアと共に禁断ノイズの群れを蹴散らすのだった。

 

助けられはしたものの、ヤシロは敵である死神を助けたネクに納得が行かないような態度を見せる。それでも、先のカップルが消える瞬間を見ていたネクにとっては、誰かが目の前で死ぬということはたとえ死神であっても嫌なことだったと語る。

 

それでも納得が行かないかのようにヤシロはその場を去る。

一方の相方の死神カリヤは礼代わりにと言わんばかりにすれ違いざまにとある忠告をしていく。その忠告の内容は「ゲームマスターはルールを守らないから気を付けろ」というものだった。

 

それでもネクとヨシュアは先へ進んでいき、目的地の宇田川町へたどり着く。始まりの場所、ネクがヨシュアに撃たれた『CAT』のグラフィティの前で禁断ノイズとの戦いが始まる。

 

ネクはヨシュアに不信感を抱きつつも、それでも互いに力を合わせることで禁断ノイズを消滅させることに成功する。

 

そこに、ミナミモトが現れる。そして、この場所で計算ミスをしてしまったと言い、明日の決着を楽しみにしていると語るのだった。

 

死神ゲーム7日目。

 

ネクはハチ公前で目を覚ます。そして、ヨシュアと出会う。そこにミッションメールが届く。それを確認しようとするヨシュアに対し、ネクはここで生き延びたらすべてを語れと迫る。それを受け入れたヨシュアとネクがミッションメールを見ると、ゲームマスター・ミナミモトと対決しろというものだった。

 

決戦の地として指定されたマークシティに向かい、二人は真っ暗な非常階段を進んでいく。

そこに突如現れたビイトが警告を発する。間髪入れずにノイズの攻撃が二人を襲う。ノイズの襲撃を受けるも、何処から攻撃を受けているかもわからず、苦戦する二人。

 

その時、突如、照明が灯る。前日に助けた死神・ヤシロが借りを返すためにと、非常灯をつけてくれたのだった。そして、カリヤはネクと共闘するビイトを見て、とあることに気付く。それは、ビイトが受けた密命が、ネクの抹殺ではなく、本当はネクを助けるということだった。

 

その時、空間に奇妙なノイズが走っていく。ヨシュアはこれを『虚数空間』と呼び、これが禁断ノイズを作る秘密の一つだと語る。

 

ネクとビイトとヨシュアはノイズを蹴散らしながら虚数空間と化した階段を進んでいき、屋上に出る。戦いが一段落したところで、ネクは、先日拾ったビイトの落とし物・ライムのペンダントを返す。

ビイトはそのペンダントをもぎ取る様に受け取って飛んで行ってしまったが、その表情はどこか晴れ晴れとしている物だった。

 

そして、ネクとヨシュアは更なる上の階で待つミナミモトのところへたどり着く。その時、ネクの記憶がよみがえる。それは、ヨシュアがネクを殺したと思って居た時、ネクの背後にミナミモトが立っていて、銃を撃ったこと。

 

ネクは自分を殺したのがミナミモトであるのかと尋ねるが、ミナミモトはそれに応じなかった。

そして、ミナミモトは収集し続けた禁断ノイズの力を集約して変身すると、虚数空間で最後の戦いを始めるのだった。

 

ネクとヨシュアは共鳴によって最後の戦いを制する。しかし、ミナミモトは諦めず、最後の力を振り絞って爆発を起こす。ヨシュアはその爆発からネクを庇うようにネクを屋上から突き落とす。

 

最後までヨシュアのことを信じなかったにもかかわらず、ネクを助け続け、最後には身を挺してネクを救ってくれたヨシュアの為に涙を流しながら、ネクはゲームでの生存に成功するのだった。

 

再びキタニジと邂逅するネク。

キタニジは裏切者・ミナミモトの粛清に協力してくれたことにまず感謝する。

しかし、キタニジはさらに続けて生存しながら死神ゲームに参加したヨシュアが違反者であると語り、違反者とパートナー契約したネクも同罪であると語る。

 

それでも、キタニジはネクにミナミモト抹殺の功績から「死神ゲームへの再参加不可」というペナルティ付きで、死神ゲーム3回目に挑むよう言うのだった。

そして、エントリー料をとり、否応なしにネクを死神ゲームの3回目に送り込む。

 

死神ゲーム1日目。

どんよりとした空を見上げ、ネクはこの戦いも生き残ることを誓うのだった。

 

しれっと大事な役回りのカップル

 

1回目の死神ゲームでは、ネク以外の組としてビイトとライムが最後の戦いの直前まで生き残りました。

2回目、その役を引き継いだのは意外にもギャルのカップルでした。1回目の頃から画面にチラッと映ったりはしていましたが、まさか死神ゲームを最後の方まで生き残るとは思っていませんでした。

 

前話でシキのことで自責の念に駆られるネクを慰めたりと、なんだかいい人だとは思っていましたが、ここまで印象的な最期を遂げるとは思っていませんでした。ので、このブログでも、あんまり名前を気にすることなく「カップル」としていました。(ソウタとナオと言うのがこの二人の名前でした

 

特に、2回目の死神ゲームにおいては、ネク自身が「パートナーへの不信感」を抱いていたため、このカップルが裏切ることで、ネクが改めて他人への不信に陥るきっかけになるのではないかと思っていました。

 

ところが、私の予想に反して、このカップルはむしろ、ネクに「他人との触れ合い」を肯定させるきっかけの一つになっていました。

前話でネクに親身になっていたにもかかわらず、私としては、すっかりこのカップルの存在を忘れてしまっていました。(申し訳ない

 

この二人、ミナミモトの仕掛ける法外難易度の死神ゲームを5日間潜り抜けており、ぶっちゃけ実力だけで言ったらビイトとライムのコンビより上だったかもしれないひそかなる実力者です。それだけ互いを信じあっていたということなのでしょう。

 

おそらく『禁断ノイズ』とは交戦しているはずなので、桁違いに互いを信頼していることがうかがえます。ネクの相談に乗ったときにのろけている時には呑気なもんだとも思いました。しかし、散り際も互いのことを気遣いながら、最期はネクのことを慮って消えるなど、消えてしまうと本当にいい人達だったと気づかされる二人組でした。

 

孤独を良しとしている風潮のあるヨシュアからすると鬱陶しい存在だったようですが、良い二人だったのではないかと思います。

 

3回目の死神ゲームは始まったばかりで、パートナーが誰かも分からない、雲行きも怪しいという状況ですが、いまから、最後まで残るもう一つのパートナーと言うのがほんの少しだけ楽しみです。

 

ミナミモトとヨシュアの交差点・ネク

 

ミナミモトがネクを殺したかもしれず、ヨシュアはネクではなくその背後に居たミナミモトを撃っていたかもしれない。

そんな衝撃的な事実が明らかになったのが今回でした。

 

果たしてヨシュアがどちらを撃ったのか、本当にネクを殺したのはどちらなのかと言うのは、当事者がどちらとも消えてしまったので、確かめようがなくなってしまいました。

 

ミナミモトはネクの生死を巡って「計算ミスをおかした」と言っており、ヨシュアが何らかの形でミナミモトの計画を妨害したことも事実でしょう。

 

生前からそのネクを巡ってヨシュアとミナミモトは行動していて、結果、今回は痛み分けと言う形になってしまったということになるのでしょう。

 

こうなってくると、いよいよもってネクの存在そのものがとんでもない秘密を抱えているということになってくるでしょう。

現段階ではそれが何なのかは分かりませんが、間違いなく死神ゲーム主催者『コンポーザー』に関わる何かだったとは思われます。

 

キタニジもコンポーザーが何かしらの意図をネクに向けていることを感知しているようでした。ただ、内容については今まで理解が至っていなかったようで、今回になって気づいたような発言をしています。

それでも、何かに気付いていたことは、ビイトをひそかな護衛に付けていたというヤシロの発言からも分かるでしょう。

 

「パートナーを信じなければ勝ち残れない」という死神ゲームのルールと、孤独を貴ぶヨシュアのスタンスから言って、コンポーザーとヨシュアの思想は対極にあると言って良いでしょう。

 

ミナミモトの真意は分かりませんが、仮に死神ゲームで敗北しなかったとしても、待っているのはキタニジの制裁ということになるので、今回のゲームは決死の覚悟で挑み、それだけの価値がある1回だったのでしょう。

 

果たして、その理由が明かされるのはいつになるのか、じっくりと待ちたいと思います。

 

終わりに

 

3~4話ペースで死神ゲーム1回をこなしていた本作。ついに死神ゲームへの再挑戦を封じられ、ネクにとっては3回目の死神ゲームが最後の死神ゲームとなります。

 

パートナーは誰か、シキやヨシュア、ミナミモトはどうなるのか。そう言った意味で、目の離せない展開になってきたと思います。

 

次回も楽しみにしています。