ドムストの雑記帳

全然器用に生きられない私の真面目な事、勉強の事、お楽しみの事を書くために開設したブログです。

MENU

虎杖シェフになる【アニメ呪術廻戦 第19話 黒閃】雑感

スポンサーリンク

今回は花御との戦闘廻。次々と倒される仲間たちの奮闘と、虎杖・東堂のブラザーコンビの戦いなど、結構盛りだくさんな内容なのに、作画やアニメーションもしっかりしているなど、見ごたえのある一廻でした。

f:id:domustoX:20210104142721j:plain

 


 

 

あらすじ

 

前回から引き続き、特級呪霊・花御との戦闘を続ける、伏黒、狗巻、加茂。

狗巻の呪言で相手を足止めしつつ、攻撃を加えながらなんとか逃げ回るも、狗巻が呪言の反動で吐血。さらに、花御に有効打を加えていたためか、加茂も先に潰されてしまう。

 

何とか接近戦を企てる伏黒。そこを禪院真希が急襲するも、完全に見切られてしまう。伏黒は禪院に影から出した三節棍を渡す。5億はするという呪具、式神、漆黒の刀で連携攻撃を加えていく伏黒と真希。

しかし、伏黒に「呪力に反応する植物の種子」を埋め込まれることで、動揺した隙を突かれ、真希も拘束されてしまう。

 

「不平等に人を救う」を信念とする伏黒は、誰よりもわがままな自分が最初に倒れる訳には行かないと、覚悟を決めようとする。

 

そこに、虎杖と東堂が乱入する。(ここでOP。OP前長い!

 

しかし、東堂はベストフレンドである虎杖に「黒閃」を発動できなければ、見殺しにするというとんでもない提案を持ち出す。

曰く「偶然であっても黒閃を感じた者とそうでないものの間には歴然とした差がある」「黒閃を体感するということは、呪力という素材を理解し、料理するシェフとなること」とのこと。

東堂のアドバイスもあり、見事黒閃の発動に成功する虎杖。

 

ブラザーと呼び合うほどの仲になった二人は、本気を解放し「不思議な感情」を抱き始めた花御と激突する。

 

そして、花御は自身が感じていた感情が「戦闘の楽しさ」であることに気付く。

 

 

おじいちゃん出番なし

 

前回の最後に、帳の中に突入し、ギターを取り出しTシャツになった楽巌寺学長。しかし、今回は出番なしでした。残念。

花御戦が中心に描かれ、教師自身はほとんど出番がない状態だったので仕方がないですが、あそこまでやる気になっておいて、出番打ち止めはかわいそうでした。

 

なんだかんだでおじいちゃんキャラは好きなので、ちょっと残念でした。

 

しかし、楽巌寺って楽しいのか厳しいのかどっちなのでしょうか。ギターやロックは楽しいイメージですが、交流戦で不正してまで虎杖を抹殺しようとするところなどは厳しいと言えるでしょう。

ただ、彼は作中での呪術界の古参代表に据えられてしまっており、古参のえげつなさを見せつけるために、いろんなものを押し付けられてしまっている人の様にも感じます。

 

三輪にお使いを頼んだ時も、ペットボトルのお茶を飲みそなう雰囲気でしたし、本来の使命を忘れた三輪を咎めるでもなく、しばらく待ってくれるなど、本当はそんなに悪い人じゃないような気がします。

 

なので、虎杖抹殺の為にとかく手段を択ばないのは、そういう圧力が彼にかかっていて、焦っている側面もあるのかな、とややおじいちゃんに同情的な意見を持ったりしています。

 

果たして禪院家当主とかは、虎杖についてどう思っているのでしょう。あの豪快な酒好き親父が、細かいことに一々こだわるとは思えないのですが、娘への仕打ちなどを考えると、やっぱりそう言うところにもネチネチこだわっているのでしょうか。

 

戦闘快感だったんかい!

 

花御は途中から「何か」に気付き始めている描写がありました。それは、結果的には戦闘快楽、つまり、戦闘が楽しいという呪霊としての本能であるということになりました。

 

私としては、彼女(?)が抱き始めていたものが「友情」だと思っていました。

 

もともと漏瑚を救出したりと、情があることが強調されてきた花御。

伏黒がやられ、隙ができた真希を拘束した際も、仲間がやられたことに対する同様に、人間にも情があるという旨の発言をしていました。

 

さらに、今回は、虎杖・東堂コンビの友情廻でもありました。

会った当初(ないはずの記憶を差し込まれた直後)は、東堂が一方的に「マイフレンド」と呼ぶ関係でした。

今廻は、東堂が「マイベストフレンド」というのに、虎杖も応じるようになってきました。最終的に、黒閃を発動した虎杖に対して東堂は「ブラザー」と呼びはじめ、虎杖もそれに同調するかのように東堂の事を「ブラザー」と呼ぶようになりました。

黒閃という技の伝授を通して、二人の友情が深まっていく(?)描写が多く感じられました。

 

また、意外と冷静で知的な面もある東堂の一面を見ることができてよかったです。呪術を料理に例えたり、怒りに身を任せ過ぎないことを説いたり、自分の強さに自信があるという側面もあるのでしょうが、根がしっかりしていて、意外と基本に忠実っぽそうな彼の人格が出ていてよかったです。

 

花御については以前からの言動、真希への発言、虎杖と東堂の友情を目の当たりにして感じた「何か」がまさか友情ではなく快感だったとは思いもしませんでした。

 

ここは、呪霊としての本能である戦闘快感よりも、友情に関して何か気付きを得た方が自然な流れではないかな?と思いました。

 

すげぇぜ花御戦

 

今回の花御戦のアニメーションはさすがでした。1つ決戦というところでもあったので、力を入れてくれるのは当たり前なのかもしれませんが、やはり、あれだけ動かしてくれると単純にうれしかったです。

 

襲い来る木々と、それを回避しつつ連携するブラザーの戦いにはなかなか心躍りました。

足場を消されてすぐに終わってしまったのがもったいないくらいで、もっと何発も喰らわせてほしかったです。

 

どうやら、そのカタルシスはもう少しお預けの様です。

 

ただ、これだけ動かしておいて、他のところでも安定した作画を出しており、安心して見られるという点では本当にありがたいと思っています。

 

1シーンに力を入れ過ぎて、他の作画がおざなりになるということはたまにありますからね。(ベクター回から目を背けながら

 

何故川で戦う?

 

ちなみになぜか今回も川で戦っていました。

 

川で戦うと、どうしても、水でぬれて重くなるので、私としては、よほどのことが無い限り水場で戦いたくないですし、キャラを戦わせることもしたくないです。

 

水場での戦いというと、三輪戦の時もそうでした。彼女、思い切り川に投げつけられておきながら、衣服が濡れている様子もありませんでした。

 

どちらも、真希さんが川に吹き飛ばしていたので、真希さんには川や水辺で戦うことで発揮されるアドバンテージがあるのでしょうか。それとも、NARUTOみたいに呪力で水の上に立つこともできるのでしょうか。それともただ、作者の演出上の趣味なのでしょうか。

そこは全くわかりませんでした。

 

終わりに

 

今回は総括すると、迫力の花御戦でしっかりと動いていて嬉しい廻でした。

 

一方で、おじいちゃん不在、花見の気づき、水辺の件、と少し気になる点が多かったのも事実です。

 

ですが、良い絵がみれりゃ良いんだよ!という廻でもあったので、そこはそれとして満足しています。

 

次週も楽しみにしています。