ドムストの雑記帳

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やっぱ演出が綺麗【アニメDr.STONE シーズン2第8話 Final Battle】レビュー

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STONE WASRも本番に入ってきたDr.STONE。

今回のタイトルはFinal Battleとなってはいましたが、本格的な戦闘は今回始まったばかり。

 

今回はアニメDr.STONE シーズン2第8話 Final Battleのレビューを行っていこうと思います。

 

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なお私は『Dr.STONE』もAmazon Primeで見逃し配信視聴勢です。

 今期は他にも『呪術廻戦』『進撃の巨人』と見ごたえの多い作品が多いので、Amazon Primeでなかなか楽しいアニメライフをエンジョイしております。

 

 

あらすじ

 

千空や大樹を目覚めさせた硝酸液のとれる「奇跡の洞窟」。この重要拠点を巡る戦いが始まろうとしていた。

 

その時、千空の墓にいた司は、期せずして、そこで千空の携帯電話を発見してしまう。

 

奇跡の洞窟争奪戦では、戦車からハッタリ爆弾やコハクの戦闘能力、大樹の耐久力を駆使して突撃を開始する。

タイムリミットは人間が平静を取り戻すまでの20秒。

 

戦車対策の落とし穴を何個か乗り越えることに成功する戦車だったが、ついに落とし穴にはまって横転する。

そこを狙われるも、パラボラアンテナによる音響攻撃で敵を退ける。

 

司への連絡に向かおうとする司軍のメンバーも、偽リリアンの呼びかけに応じたリッキーや内通者たちに抑え込まれる。

 

音爆弾を潰されるという危機に直面するも、大樹の怒声による代替音響攻撃でなんとか『奇跡の洞窟』の奪還に成功する。

 

千空と大樹。打倒司帝国を誓い、別行動をとった二人の親友が、ついに、かつてと同じように奇跡の洞窟に揃うことができた。

 

しかし、勝利の余韻に浸る間もなく、見張りの羽京から警告が放たれる。さらに、その直後に、羽京が槍に突かれてしまう。

携帯を発見し、千空に動きがあると見た司と氷月による急襲を受ける科学王国。まともにぶつかりあえば、この二人を戦闘で抑え込むのはほぼ不可能なほど、二人の戦闘力は高い物であった。

頼みの綱の火薬製造キットも、硝酸と化合させる前に潰されてしまう。さらに、ゲンの偽リリアントークもあっさりと看破されてしまう。

 

千空一人の命と引き換えに科学王国全員の命を差し出す提案を持ち出す氷月。それは、1年前に、杠葉を人質にとられ、千空が殺害された時と同じ構図だった。

 

しかし、その時とは違う。千空と大樹は、石神村の住人たちやゲンという仲間を得ていた。

 

まだ、戦いは始まったばかりであった。

 

演出がツボ

Dr.STONEは科学漫画のわりに、科学要素よりもご都合要素の方が多く感じることも多いです。

ただ、私がDr.STONEを気に入っている理由の一つが、演出面と言うのがあります。

 

今回は『奇跡の洞窟』という物語のスタートポイントを巡るエピソードであり、そこの回想シーンが多くなることは必定と言えたでしょう。

 

ですが、回想シーンは司が千空を手にかけたシーンについてだけでした。

 

奇跡の洞窟の説明のために、千空の復活までの長い年月をモノローグなしで入れたり、千空と大樹で司に対峙し敗北した1年の前のことに言及したり。

そういった無言の演出が光っており、そう言うところでかすかに泣かせに来るのがこのDr.STONEの魅力だと感じています。

 

今回は、その過去との対比の演出が上手く出ていた名回に感じました。

 

と言っても、終盤の1年前と現在の「仲間」の対比は少しわざとらしくは感じました。ただ、それも、少年ジャンプだから、仲間を強調したがるのだと考えると、それもそれでありなのかもしれないとも感じました。

 

唐突に出てきた科学アイテム

今回は

  • パラボラの音響兵器
  • 混ぜれば火薬ができる木炭+硫黄セット
  • カーボンの盾

が登場しました。

 

必要最低限の人数にだけ話を通して、全員で共有する必要はないと考えるのは、ドライぶる千空らしい行動とは言えますが、リアルタイムで唐突に出てきた感が否めませんでした。

 

さすがに何の脈絡もなく登場しすぎじゃないか?と感じました。

 

普通のアニメであれば、ここである程度、回想シーンを混ぜて、解説を入れたりするのかもしれません。ただ、このアニメだと、戦闘シーンは回想などで中断させず、一気にやってしまうのが特徴です。

 

なので、今回もそのまま、勢い任せで、仕組みだけの解説にとどまっていました。カーボンの盾についてはツッコまれるだけで性能・製法についての言及すらありませんでした。

 

科学漫画であり、戦闘シーンの方の比重が比較的低いアニメであるからこそ、一度戦いを始めたら、ゆったりとしたシーンを入れずに、そのまま突き進んでいくのは、良いとは感じました。

 

なので、できれば、ちょっとでも、この科学アイテムを仕込んでいる描写が(画面端ででもいいので)あると嬉しいと感じました。

 

手当てしてもらえない羽京君

 

「我々科学王国の仲間がいる!」と言って、曲がりなりにも科学王国員が一画面に納められる一瞬がありましたが、その時、きちんと血まみれの羽京が描かれていました。

 

羽京はどちらかと言うと頭脳派と言うよりは(戦闘描写もあることから)肉体派のような扱いを受けているから、手当てしないでも死なないのかもしれません。ただ、仮にも仲間だと言うなら、だれか止血ぐらいはしてあげてほしいな、とは思いました。

 

今のところ、治療シーンと言えば、マグマにボコボコにされたゲンを手当てしたときくらいです。その時は、そもそもゲンが備えをしていたこともあり、とりあえずシップ程度で済みました。しかし、今回はふっ飛ばされるくらい槍を突きさされて、結構血もドカスカ出ています。

 

千空のことなので、消毒・縫合・止血に関する知識ぐらいはあると思いますが、それすら施してもらえないのは、それだけ状況が切迫しているということになるのかもしれません。

 

ただ、「仲間だ!」と言ってる傍で、出血している怪我人が放置されているのを見ると、どうしても、ツッコミを入れたくはなりますね。

 

終わりに

ツッコミどころは多く、科学漫画・アニメとしてはどうなんだ?と思う反面、過去や現在、時の流れと言った演出に気が利いていて、ついつい見てしまうアニメDr.STONE。

 

今回は『奇跡の洞窟』を中心に、演出がしっかりと光る名回だったのではないかと思います。

持ち込んだネタは今回の戦闘で使い果たしてしまいましたが、仲間が作ってくれた時間で思い付きのネタを使うしかない状況。

ここからどうひっくり返すのか次回が楽しみです。