2022年が終わり、2023年となりました。
金融市場も動き出したところで、一度、現在の資産額を整理し、2022年初頭にまとめたものと比べて、資産の増減がどうなっているのか、資産運用によってどの程度資産を増やせたのか、等々を見直し、今年の資産運用のスタンスについて考えていこうと思います。
2022年の資産の振り返りについて
貯蓄結果
2022年の資産の割合は以下のような結果となりました。
2022年はかなり現金の割合を高めました。その理由については後述します。
その一方で、投資信託の主な運用先であるアメリカ市場が荒れたことで本来コア(大きな割合を占めるべき)であるはずの投資信託の割合が低下、逆に株式の主な投資先の日本株の価格が上昇したことで、株の割合が上昇しました。
結果、現金、株式、投資信託が綺麗に同じくらいの割合となりました。
資産動向の振り返り
2022年は給与の収入が好調だったものの、外出など大きな支出が増えました。
さらに、アメリカ市場が年間通じて荒れ、特に年末にかけて市場が低調となったため、アメリカ市場をインデックスしている投資信託がかなり厳しい価格変動となりました。ぶっちゃけ、2022年だけで見ると、投資信託は含み損状態です。(それ以前に上がっていた利益があるので、全体でみると含み益がある状態ではあります)
コアとしていたアメリカ市場が荒れたのに引き換え、趣味の範囲であった日本株が好調で、今までずっと苦しい状況が続いていたところから好転、かなりの含み益を持たせてくれました。
2022年は上記の状況より、2021年と比べて、資産の増加額がやや上昇しました。といっても、資産が増加していることはうれしい反面、給与が伸びたのに資産全体の伸びがあんまりだったというのは内心、苦々しく思っており、アメリカ市場への恨みつらみといったところです。
2023年の展望
よりアグレッシブな運用を
2022年は若干、守りの姿勢でした。給与を資産へ回すのは、毎月の投資信託の積み立てがメインで、それ以外の分については現金にて貯蓄しておりました。
2021年には、給与の積み立てやボーナスで株式を取得するということもしていましたが、昨年はほぼ行いませんでした。
これは、2022年の資産の目標に「300万円の現金貯金」というものを掲げていたからです。リスクを取ってアグレッシブな運用を進めるに際して、しっかりと現金を確保しておくということを目指し、逆風への体力をつけたいという思いがあったからです。
おかげで、2022年には支出が増えたと言いつつ、目標を達成することができました。
なので、当面は何があっても現金にゃ困らないだろうという見立てで、投資信託や株式に資産をどんどんつぎ込んでいこうと思います。
2022年は守りの資産構築、2023年からは攻めの資産運用として、別のステージに移ったものと認識しています。
アグレッシブ運用の中身
具体的に運用をアグレッシブに進めていくといってどうするかというと、「株・投信・債権の比率を高める」ということを考えています。
現金300万円分はできるだけ確保するようにしつつ、できるだけ株や投信への資産移動を増やします。
また、今まで債権は1度だけ日本国債を買ってあまりのしょっぱさから手を引いていたのですが、再開予定です。
手始めに米国債を買って様子を見ようと思います。利回りを見ると、3%ぐらいあり、米国債なんて言う安全資産でそれだけ利回りがつくこと、これから米国債が利下げになるんじゃないかと考えると、今すぐ全現金米国債に突っ込んでもいいかもしれないとも思いました。
それでもそうしないのは、やはり何かあった時のためでも資産運用を継続できるための体力を確保しておくことと、為替リスクの観点です。2022年は青ざめるくらいの円安の年でしたが、ここ最近は少しずつ円高も見られます。
なので、円高進行にも備えるというような意味も含めて、あえて全部米国債に突っ込むというようなことはしないつもりです。それは、今後のドル円の動き、国債の利回りの動きを観察しながら増減させていこうと思います。
さらに、今まで保有し続けてきた株を見直し、含み損を長く抱えている銘柄、配当利回りが高くない銘柄については手放し、より優良株の比率を高めていくことも検討しています。
株をとっかえひっかえやってると、手数料やら税金やらで抜かれていってしまうので、一度構えたら長い付き合いにしたいところですが、ここは一度、構えなおす年としたいと思います。
とはいえ、構えを取り直すデメリットについては上述の通りなので、今年構えを直したら、とんでもない金融危機か、現在のフェーズでの資産の構築が完了したとき以外は、構えを解かないようにしたいとは思います。
アメリカ市場への積み立ては続ける
アメリカ市場は恨みざらましとは言いつつも、結局、長い目で見ると、アメリカ市場にかじりついているのが正解なのかと思うので、アメリカ市場への積み立て投資は黙って行い続けます。
現状、NISAでも、アメリカ市場、S&P500を中心とした積み立てを行っており、まずはそこを軸にし続けたいと思っています。
今年1年のアメリカ市場を見て、撤退したくなった人も多いと思いますが、結局はアメリカ勝ちにはなるんじゃないかと思っています。
特に、まだ私は若くて、資産を伸ばしていきたい段階にあるので、ここは少しリスクを取ってもいいと思っております。
なので、あえてひたすらじ~っとやっていこうと思います。
2023年の目標:支出を上回る資産収益の確保
給与による資産の増加ではなく、株式・投資信託の運用益だけで年間の支出額を上回ることが目標です。これが達成できるとセミリタイアができます。
といっても、現状の生活は、実家暮らしで生活費の支出がない生活で、支出の大半は趣味やトレーニング・健康維持の費用です。
なので、この目標を達成しても、セミリタイアできるわけじゃありません。
ただ、この実家生活を続けていられるうちに、この目標を達成すれば、人生の次のステージ、つまり結婚・独立・育児といったフェーズでも、かなりうまくやれると思いますので、何とか達成したいものです。
2022年は支出が多かったというのは、大きい買い物があったほか、結構漫然とお金を使っている局面があり、今年は様々な支出について、一度立ち止まり、より安く、あるいは支出せずに済む方法はないかを模索したいと思います。
そうして支出を減少させていけば、その分を投資に回せ、さらに、目標を達成しやすくもなるというものです。
そのあたりは何とか頑張っていきたいなぁと思います。
終わりに
あまり具体的な数値を出さずに話が終わりましたが、2022年の資産の振り返り、2023年の展望についてまとめました。
あまり具体的な数字を出すということに対して良い印象を持っていないので、あえて多くの数字を伏せた状態としましたが、今年も今年で頑張っていこうと思います。
投資云々については、結局のところ市場動向に振り回され、まったく利益が出ない年というものもあります。(2022年のアメリカ市場がそうでした)
ただ、それはそれとして、内心、結構ワクワクしている側面もあって、今年はどれだけ資産を増やせるか、挑戦の1年にしたいと思います。