ドムストの雑記帳

全然器用に生きられない私の真面目な事、勉強の事、お楽しみの事を書くために開設したブログです。

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2021年ランキングを見て、気付いていなかったことに気付く

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あけましておめでとうございます。

普段はあまりブログに時間が特定されるような挨拶は入れないのですが、今回は題材が題材なので、あえて入れてみました。

 

新年企画と言うような感じで、昨年のはてなブログのランキングが出ておりました。

 

【年末年始】2021年の「年間総合はてなブログランキング」トップ100と「はてな匿名ダイアリー」トップ50、一挙公開! - 週刊はてなブログ

 

タイトルだけ見て気になった奴をポツポツと見ていったのですが、さすがは、人気記事だけあって、どれも読みやすいです。

ただ、それ以上に、普段あまり考えないこと・気づいていなかったことに気付くことができました。

 

普段はあまりブログを読まず、Googleのお勧め記事や、せいぜいがTwitterで見かけた物ぐらいしか読まないでいた私ですが、さすがによくなかったなと反省する次第です。

さすがははてなブログだなぁ、と感心しながら、読んだ記事と気づいたことについて簡単にまとめていこうと思います。

 

 

親としての精神性

 

生涯未婚率の上昇により多くの『親ではない大人』が『無敵の人』と化した近い将来、この世界のサステナビリティは危機に直面することになるだろう - 自意識高い系男子

 

40代未婚男性によって書かれた記事です。

 

親になるということは、1つの命を守ならなくてはいけないということで、それだけとんでもなく大きな責任を負うことになります。

子供のころは、大人になれば大きな責任を負うことになると思っていましたし、事実、仕事の上でそう言った責任を少なからず負うことはあります。

 

ただ、一方で、どうせ仕事なんて自分が死んじゃっても代わりは用意できて、しばらくは大変でも、そのうちすぐに前任者のことなんかいなかったも同然になります。

子供を養うと言えば、そうもいかず、子供にとってはたった一人の父親(または母親)ですから、その子供たちの為にも何とか頑張らなきゃいけません。

 

実際私も、筆者と同じように、私も子供がおらず、子供時代から死生観なんて変わっちゃいません。自分が死んだら親に申し訳ないし、と言う感じで生きており、何かのきっかけで「痛みか死か」みたいな選択を迫られれば死んじゃいます。

 

正直なところ「1か月に死ぬとしたらどうしますか?」といった本が流行ったりしますが、私は身辺整理だけして死ぬだけだと思っています。ジタバタしたってしょうがないじゃん。

やりたいことが無いわけではないですが、1か月ですべてできるわけでもないし、それなら、あれもこれもと思うよりは、さっぱり全部諦めちゃうのも手じゃないかと思います。

こうやって書いていると、ホントZ世代は無気力だなと言われるのがよくわかります。

 

じゃあ、責任ある大人になるべき、結婚して家族をこさえようと思っても、パートナーなくして子供はできないので、どうにもならないんですよね。子供がどうの以前に、結局、恋人すらいない男が、いきなり子供を作ろうなんて夢のまた夢です。

そんな人間に「未来のこと考えてね」とか言われても、「は?俺に彼女すら与えてくれない世界に奉仕する気なんて起きねーわ」と思わないでもないです。別に、そう言った気持ちが100%ではないですし、そもそも、彼女ができないのは自己責任であって、世界・社会に属する以上、その総体に報いることも必要だとは思います。

 

子供云々は、私にとっても悩み多きポイントの一つであります。

 

在りし日のエヴァンゲリオン

#シンエヴァンゲリオン 劇場版 の葬式で死んだと思った点 - 玖足手帖-アニメブログ-

 

若い時にエヴァを見て、熱中していた方が、新劇場版最終作に対して覚えたガッカリを綴った記事です。

 

もともと私はエヴァは苦手でした。全体に小難しい言葉をちりばめて高尚っぽく見せているけど、要はこっちが小恥ずかしくなるほどの演出モリモリでドンパチしたいんだろうな、という印象があったからです。

 

一方で、オリジナル(TV版)は複雑な心情を持つ思春期の只中にある、おおよそヒーローらしからぬ主人公たちの葛藤を描いていた、と言うことは知っていましたし、そこはすごい事だなとは思っていました。

 

上記の記事の筆者は、王道の要素に対するアンチテーゼを盛り込んだエヴァンゲリオンに熱中した方でした。それだけに、25年の時を超えて出来上がった劇場版の随所に、かつてのエヴァンゲリオンで否定していた価値観が随所にみられることに失望したことが、ふんだんに描かれていました。

 

記事の中ではオリジナル版でいかに数多くの特筆すべきテーマ性があったかを綴っています。何気ないやり取りでも、つい意固地になって正しいとはいえない反応をしてしまうことで、関係性をこじらせてしまうこと、そう言ったことがオリジナル版の中には見られていたようです。

 

私は、なんだかんだ学生時代はそう言ったことに無頓着に青春を過ごしてきました。エヴァに登場する、シンジやアスカのように込み入った事情はなかったにしても、父親との仲は険悪なところがありました。

ただ、それを当たり前のこととして、ただ黙っていましたが、エヴァのような微妙な心情を描く作品にもっと触れておくべきだったと思いました。もちろん、何もエヴァに拘ることはなく、純文学のような作品の中には、些細な日常にある心の機微を描いた作品がいくらでもあるでしょうから、色々探せばよかったと思います。

 

あるいは、そう言ったことから思い切り目を背けて、勉強に没頭し、東大でも行って親を黙らせればよかったのかもしれませんでした。

 

いずれにしても、私は自分がいかにぼーっと物事を捉えていたのかと言うことを、この記事を通して思い知ることになったのです。

 

そして、それがなんだかんだ受け入れられて、なんとなくハッピーエンドへ突き進んでいった新劇場版と、人の一生はまるで無価値だったかの様に消し飛んでしまうことさえある非情なオリジナル版と言う対比の中で、痛感することができたという点ではこの記事は良かったと思っています。

 

ただ、一般的には新劇場版だって出来が良かったと思うので、この記事はちょっとショックかも知れません。私は逆にエヴァに何の思い入れもなかったので、散々こき下ろされていても、傍観者気分でむしろ、そう言った視点で物事を捉えられるということを素直に受け入れていたのでした。

 

しばらくはこういった心情の機微を考えながら、色々な作品に触れていこうと思いました。

 

とはいっても、上記記事に書かれているのはあくまで感想の一つでしかない、と言うことも考えておくべきとは思いました。

オリジナル版に比べれば、無難な結論に落ち着いたということは、それ自体が、大人になるということの象徴であって、いつまでも思春期の屈折した感情を抱きかかえ続けることは許されないというメタファーなのかもしれないとも考えられるので。

 

 

何となく元気が出ないという状態

 

「なんとなく元気がない」状態には名前があり対応が必要だと全マネジャーは知っていたほうが良い - tomoima525's blog

 

 

何となく元気が出ない状態のことを”languishing(衰弱)”と言うそうです。この記事にはそのことが軽く触れられている程度で、それに対する改善法については(マネージャー目線で言及はあるものの)ほとんど触れられてはいませんでした。さらに、この状態について、複数人が言及・研究しているようでもなく、あくまでそう言っている人もいる、ぐらいにとどめた方がいいのかなとは思いました。

 

ただ、「なんとなく元気がない」のは自分もそうだなぁと思っていたので少し目を引かれました。

現状に不満が無いわけではないし、将来に不安が無いわけではない。ただ、だからと言って、何をするかと言うこともよくわからないし、そのせいで何をする気も起きないという状態です。

 

確かに、このままいけば、何のスキルアップもできないまま、徐々に状況が悪くなっていくような気はしています。年齢に伴って周囲から期待されるスキルの高まりに、自分の成長が追いつかないような気がしています。けど、何をしたらいいのかわからないし、仮に今からTOEICの勉強しても、リターンにならないことはなんとなく分かります。

 

そんな状況が”languishing(衰弱)”なのかなぁと思ったりしました。

自分の状況に名前を着けてホッとしているだけじゃ意味ないですが、今年はこの衰弱を克服できればなぁと思っています。

 

終わりに

 

はてなブログのブログを今までにないくらい読んでみたら、結構、気付かされることが多く、楽しかったです。

ツイッターやYoutubeの情報の質なんてたかが知れてますが、本を読むにしても、なかなかこういったことを書いている本は選ばないだろうなぁ、と言う内容でも、1記事の中でまとまっているので気軽に読めるというのは良かったです。

 

思えば、はてなブログにブログを作ったのも、こういう頭のいい人たちにあこがれてのことだったなぁ、と初心を思い出すことも出来ました。

なので、これからもちょっとずつ、たまには他所のブログも見て、勉強させていただきたいと思った次第でした。