ドムストの雑記帳

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緊迫感鬼ヤバ【アニメ 東京リベンジャーズ 第3話 Resolve】感想

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アニメ 東京リベンジャーズ 第3話 Resolveの感想です。

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最強の相手ともいえるキヨマサに喧嘩を吹っかけた武道。当然の様に一方的なケンカになるも、武道の意地が奇跡を呼ぶ。

 

 

 

あらすじ

 

武道は東京卍會の一員にして、武道たちを支配するキヨマサとタイマンを張ることになる。

だが、武道は年齢が一つ違うだけにも関わらず圧倒的な体格差を誇るキヨマサに一方的に叩きのめされてしまう。

その様を見かねた武道の友人・アッくんはキヨマサを刺そうとナイフを構える。

しかし、武道はここで折れてしまっては12年の底辺生活から這い上がるため、日向の命を救うため、キヨマサにしがみつき、気迫でキヨマサを圧倒し始めていた。

最初は武道の「処刑」を望んでいた観衆も、いつの間にか武道に圧倒され始めていた。

 

ついにキヨマサはバットを持って来いと宣言する。しかし、これはステゴロのタイマン。ルール違反の発言に観衆たちも反応しきれずにいると、とある人物がやってきた。

 

現れたのは東京卍會副総長・龍宮寺堅。通称「ドラケン」。さらに、その背後から現れた空気の読めないマイペースな男はなんと東京卍會総長・佐野万次郎、通称「マイキー」だった。

 

観衆が一様に頭を下げる中、事態が呑み込めずに戸惑う武道と仲間たち。

しかし、佐野に声をかけようとしたキヨマサの友人は龍宮寺に文字通り一蹴されてしまう。そして、佐野は突如、武道のことを「タケミッチー」と呼んで、友人として扱うと宣言する。さらに、この喧嘩賭博を仕切っていたキヨマサを「東京卍會の名を汚すな」と言う理由で圧倒して殴り倒してそのまま解散を命じるのだった。

 

公園に残された武道と仲間たちは、佐野や龍宮寺に気に入られた武道をたたえると同時にはやし立てる。訳の分からん相手に気に入られてそれどころではない武道だったが、奴隷のような生活から抜け出したことで明るさを取り戻した友人たちを見て安堵するアッくんをみて、武道も安堵するのだった。

 

翌日、朝早くから登校しなければならない生活に苦しみを感じるも、一緒に日向と登校し、放課後にデートする約束までした武道は学生生活に幸せを感じる。

 

何とか無難に学校生活を送ろうとする武道の前に、佐野と龍宮寺が学校に乱入してきて、そのまま、勢いで3年生を殴り倒したうえで、武道を連れ出そうとする。そして、その最中で、武道は佐野と龍宮寺が人を虐げることを顔を洗うことの様に実行できる人間なのだと痛感する。それと同時に日向とのデートの約束がある武道は佐野の誘いを何とか断ろうとするも、強くは出られずにいた。

 

しかし、そこへ現れた日向は、武道を助けんとして佐野に張り手をかますと、武道を連れ戻そうとする。武道は日向に握られた腕から、日向が恐怖を押して自分を助けてくれたことを実感する。

しかし、佐野に手を出され、武道すら連れていこうとする日向の腕を掴んだは龍宮寺だった。圧倒的な気迫を持つ龍宮寺。それでも、日向を助ける為、武道は龍宮寺の腕を掴み返す。

 

そこへ佐野が日向に襲い掛かろうとする。かに見えたが、佐野は一瞬で気を緩める。まさか女性に手を出すわけないじゃんと佐野は笑う。

龍宮寺は武道が喧嘩を吹っかけてきたことに言及するも、その意気込みを評価する。

 

そして、佐野も意地を見せた武道と日向を評して、日向とも和解するのだった。そして、日向はデートを延期し、武道は佐野たちと放課後を過ごすことにするのだった。

 

なぜ自分を気に入ったのかということをストレートに尋ねる武道。それに対する佐野の返答は、自分の死んだ兄に武道が似ていると言うモノだった。

 

そして、佐野は義理を通して自分で自分のケツを拭く不良の世界を創りたいと語る。龍宮寺もそれに同調するように、意地を通した武道のことを評するのだった。

 

 

 

その後、佐野と龍宮寺と別れた武道は、女に手は出さず義理を通し意地を通す人間を評価し喧嘩賭博を認めない佐野が12年後の何でもありの非合法集団東京卍會を作り出すとは思えずにいた。

 

不良の一団とすれ違う。佐野と希﨑のことを説明された時、どこかで見たような顔がその中にあったような気がしながら。

 

無茶苦茶なマイキーの醸し出す緊張感

 

今回登場した東京卍會総長マイキーは空気を読む必要すらない圧倒的強者として出現しました。今まで最強位に君臨してきたキヨマサ君を一蹴するほどの実力を持ち、「顔を洗うように暴力を振るう」とまで評されるマイペース存在でした。

 

その佐野と日向を巡る駆け引きは、とんでもない緊迫感を与えてくれました。武道が襲われることもそうですが、日向が攻撃されるという可能性もあり、手に汗握る展開となりました。

 

結局、この事件を通して、マイキー・ドラケンのコンビはますます武道を気に入り、また、武道がこのコンビを理解するきっかけとなりました。

 

これ以降、佐野は武道の味方となって行動を共にすることも増えてくるのでしょうけれど、こういった破天荒キャラたちが蠢く世界だということで、今後も、緊迫したシーンを提供してくれるのだろうと感じさせてくれました。

 

今までなんとなくで視聴をしていたのですが、この3話目で一気に引き込まれた感じがしました。

 

今までは武道が弱くて落ちこぼれな自分と戦う物語でしたが、このコンビの登場は一歩成長した武道が外の人間との関係を持ちながら話が進んでいく契機にもなったともいえるでしょう。

 

優等生・橘日向の魅力

 

また、今まで良い奴だけど命をかけてまでたすけたい存在かどうか若干疑問の残る橘日向の魅力も引き出されたと思います。

 

初めてビジュアルを見たときは「言うほど美人じゃないな」と言う実も蓋もない感想を抱いてしまいました。その後、明るく誰とでも対等に接するから人気者なのだろうな、と感じさせるシーンはありましたが、ここまで意地を通せるキャラだとは思っていませんでした。

 

武道ですらビビる規格外存在・佐野に正面から喧嘩吹っかけられるのはとんでもない度胸ですし、「武道を守る」と言う言葉に偽りなしでした。

武道は今まで幾度となく日向に支えられて自分を奮い立たせて戦いに臨んできました。そして、その日向が今回ついに頂点ともいえる存在に対峙したことで、武道は龍宮寺にも啖呵切るほどに成長しました。あくまで勢い任せの一時的な勇気であったものの、それでも、武道の勇気をここまで引き出せる日向の勇気と魅力が十分に描かれたと思います。

 

おそらく、ここから先は日向に支えられる武道ではなく、自分の力で前へと進んでいくことになるでしょう。それはある意味で、日向の出番の終わりともいえるかもしれませんが、彼女はここまでで十分に武道を支える役割を果たしきったと思います。

 

なので、今後は、武道は殴り負けることはあっても、日向に泣きつくことは無いだろうと思い、武道の成長を喜ぶと同時に、日向をかすかに称賛したい気持ちもあるのでした。

 

終わりに

 

キヨマサ君にタイマンを売ったことによって、一気に話が動き出した第3話。Resolve(決意)の名に恥じぬ武道の進む道を決めたと言える一回だったと思います。

 

今後は、いまだ全貌の見えない東京卍會の構成や、本当に暴走するのか、希﨑とのかかわりと何が佐野を変えてしまったのかと言った謎が解き明かされて行くことが楽しみです。