ドムストの雑記帳

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しっくりしてきた【アニメ すばらしきこのせかい The Animation 第2話 シキ】感想

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アニメ すばらしきこのせかい The Animation 第2話 シキの感想です。

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訳も分からぬまま続けられる死神ゲーム。ネクとシキは少しずつ互いのことを知りながら、ミッションをこなしていく。

そんな中で明かされたシキの秘密とは。

 

 

 

あらすじ

 

死神ゲーム4日目。

ネクとシキはミッションメールが届くまでの暇を雑談で潰していた。

ネクは他人と関わることを疎ましく思い、渋谷の雑踏や人々の言葉も『ノイズ』と同じ雑音だと感じていた。だから、アンダーグラウンドで誰にも気づかれず、スキャンで他人の意図を会話無しで一方的に読み取れることをある意味で好ましくも思っていた。

 

そこへビイトとライムがやってくる。ライムがシキの持つ人形に興味を示したところから、シキの人形も服もシキ自身が作った物だという話になる。さらに、シキの夢はファッションデザイナーであるという話になる。

そこから夢の話になるが、ライムは夢が何なのかは分からないと語る。ネクがそれは夢を持ってないだけだと指摘すると、ビイトは憤慨する。ライムに指摘されて怒りを納めたビイトは自らの夢「スケボーで世界一」を語る。

 

シキはミッションが出るまでの時間を使ってマルシンを覗きたいと言うが、ビイトはミッション以外で積極的に行動する気はないと言い、ライムもビイトに続いて別行動となった。

 

ネクとシキはマルシンの方へ向かい、そこで舞台の上にあがっている王子英二なるファッションリーダーとその見物客たちを見る。シキ曰く王子英二が宣伝すれば何もかもが売れるようになるとのことであり、水を飲んだだけでも歓声が上がる王子英二を理解できないネクにとっては何もかもが理解できなかった。

 

そんな中、服作りが夢というシキは飾られている服に魅入り、ついエリと言う名前を出してしまう。

 

そこへ、ミッションメールが来る。指定のスペイン坂で『ノイズ』の大群に襲われる二人。ノイズの元凶となっている喧嘩をしている女子高生二人に何とか近づき、シキはスキャンと、思考を送り込む『インプリント』を駆使して、女子高生同士の誤解を解き、ミッションをクリアする。

 

これによって、女子高生たちは仲直りをできたものの、シキが突如慌てだす。そこにシキによく似た女子高生が通りがかる。あからさまに動揺するシキは「ここでは私がエリだから」と口走る。

 

死神ゲーム5日目。

昨日の出来事から、シキは元気をなくしていた。

 

そこに届いたミッションはスクランブル交差点の巨大ディスプレイに人を集めろと言うもの。昨日も出会って王子英二の影響力を利用して、人を集めようと画策する二人。スキャンを使って王子英二の居所を把握する。

 

しかし、王子英二のいる方へと続く道は謎の文様の刻まれた透明な壁で仕切られていて閉ざされていた。しかし、シキが壁に触れると持っていたバッジが光り、傍らにいた死神から、通る資格があると言われ、壁が消滅した。

 

その資格の条件となったのは死神ゲーム3日目に死神たちから受け取ったバッジではないかと推測する二人。そこからさらに、二人はネクが参加者バッジを2つもっているという不可解な事態に気付く。

 

そして、王子英二はまたもステージ上で死神ゲームの参加者バッジのようなバッジを配るイベントを開催していた。ネクは『インプリント』を使って、王子英二に、そこにいる人々をスクランブル交差点へと誘導するように思考を流し込む。

 

ネクたちの思惑通り、人々はスクランブル交差点のディスプレイへと導かれ、王子英二の言う通り配布されたバッジを身に着けていた。

すると、人々から黒煙のようなものが立ち上り、空中から攻撃が放たれる。他の参加者が光線に葬られる中、二人はなんとか攻撃を回避する。その瞬間、何者かが指を弾いた音がし、攻撃は終了してしまう。

 

唖然とする二人だったが、そこへエリが通りがかる。

エリは何の気に無しにシキに言ってしまった言葉「デザインやめちゃえば」と言う言葉を後悔しており、それを詫びることもできないと涙を流した。

 

そこでシキから様々な真実が明かされる。

死神ゲームの参加者はすでに死者であること、シキの現在の見た目はエリのものであること、死神ゲームは復活のためのゲームであること。

 

ネクは死んでいたのだ。

 

 

 

ゲームシステムがそのまま組み込まれてるのかな

 

『スキャン』も『インプリント』もゲームのシステムだったのかな、と感じました。

 

例えば、『スキャン』はゲームの中でよくある人に話しかけるという行為に別の解釈を加えて、システムとして組み込んだ物なのではないかと感じました。

ゲームのシステムをメタ的に世界観に組み込むことは私も好きです。むしろ、いかにシステムを世界観になじませるかがゲームの醍醐味なところではないかと思います。

 

チュートリアルウィンドウが出て操作説明されるよりは、キャラクターとの会話で操作説明された方がゲームに没頭出来て良い感じがします。

あるいはもはや何の操作説明もないのもありだとは思います。これが許されるのはフロムのゲームくらいだとは思いますが。

 

そう言ったシステムを組み込んだ設定をそのまま流用してしまったため、アニメだけみていると「わざわざこの設定って必要なのかな」と感じてしまう瞬間もありました。

そこまで大きく気になる問題ではないのですが、

 

 

ただ、逆に言うと、ゲームの流れをそのまま踏襲しているからこそ、専門用語が小出しになり、簡単ながらも説明が挟まるという流れができていると感じました。

これは1話から専門用語特盛で何の解説もされなかった『86』とは対極的なスタンスだと感じました。

 

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説明自体は手短で簡潔でしたが、それで十分伝わる程度の用語だったので、まったく問題ありませんでした。

 

ただ、あまりにもゲームからそのまま移植されてしまった感があったのだけは少し残念でした。

 

しっくりくる演出 

1話目に比べると、見ている側の眼も慣れてきたのか、変に盛り上げ過ぎない演出がしっくりきたのか、2話目に入って少し見やすい感じがしてきました。

 

もともと主人公であるネクはダウナー系であり、盛り上がる演出とは対極に来る人物です。なので、過度な演出をされるよりは、淡々と物事が進んでいく方が雰囲気に合っているのかもしれません。

 

戸惑いながらもシキをサポートし、人との接触を嫌いながらも、シキのことは仲間だと思い、気を許している雰囲気が伝わってくるのも良かったです。

 

 

終わりに

ゲーム原作らしい用語が小出しになる一方で、ダウナーな主人公・ネクの雰囲気が作品にしっくりと来るようになった2話目でした。

 

この先どうなるのか全く展開が読めないところではありますが、だからこそ次週も楽しみにしていこうと思います。

 

1話目を見た時には少し不安でしたが、今はその不安も払しょくされて安心して見て居られるという感じです。

 

現実とは少しずれた世界で現実とは異なる外見で行動するというのは、『カリギュラ』と言うゲームシリーズを思い出してしまいました。

 

また、個人的にはOPがゲーム版と同じ『Twister』のRemix版になっていたのは少し嬉しかったです。諸事情あっての急きょのOP変更であったため、手放しで喜ぶことはできませんが、それでも、このすばらしきオープニングが採用されたことは素直にうれしかったです。

 

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当時はガラケーだったのが、アニメ化に際してスマホになったんですね。時代の流れを感じます。