ドムストの雑記帳

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二転三転【僕のヒーローアカデミア 第92話 それ行け心操くん】感想

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『僕のヒーローアカデミア 第92話 それ行け心操くん』の感想です。

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やっと本格的に始まったA組B組対抗試合。状況が二転三転し、どちらが勝利するのか読めないスリルある一回になりました。

 

 

 

あらすじ

 

A組B組対抗試合が始まった。今回はA組に心操が加わり、訓練を行うことに。

 

心操は自分の言葉に反応した相手を洗脳するという個性を持ち、それをサポートするアイテムとして『ペルソナコード』という変声機を身に着けていた。

心操が個性とアイテムについての説明をしてるうちに、作戦タイムは終了してしまう。

 

B組は茨を自由に操る個性を持つ塩崎に茨を大きく展開させ囮とし、獣化による肉体増強が可能な宍田と空気壁を作り出せる円場で奇襲をかけて来る。

 

強攻は成功し、吹き飛ばされたり、空気壁に密閉されるチームA組の面々。しかし、ペルソナコードで円場の声を真似た心操の機転により、宍田の洗脳を成功させ動きを封じることに成功。

 

しかし、円場により、宍田の洗脳は解除されてしまう。さらに円場は空気壁で心操を密閉することで、心操の個性を封じる。

掴まれる上鳴だったが、電気の個性をもってして、宍田をしびれされるも、宍田の最期の力で投げつけられてしまう。

 

そこに吹き飛ばされた切島が復帰。空気壁に閉じ込められていたA組・口田を救出。さらに、蛙吹が宍田から離れた円場を舌で拘束、牢屋へと連行する。

 

宍田は蛙吹を追おうとするも、口田と切島が立ちはだかる。しかし、宍田は自らの個性を瞬間的に解除し、自身の体を縮小させ、二人の攻撃を回避する。そして、空気壁を破壊できるパワー系の切島を自陣の方に投げつける。

さらに口田を拘束する宍田に上鳴と蛙吹の挟み撃ちが仕掛けられる。

 

しかし、獣の嗅覚で二人の接近を感知していた宍田は口田を掴んだまま回避、そのまま自陣へ撤退されてしまう。

これにより、A組チームは切島と口田を牢に入れられてしまう。

 

その間に、なんとか心操の空気壁を破壊する上鳴と蛙吹。空気壁から脱出できた心操は、捕らえられた自身の不手際をA組の二人に詫びる。しかし、逆に二人は心操のことを認めるのだった。

そして、蛙吹は上鳴のサポートアイテムの一つが、宍田にくっついていることを指摘し、そこで、宍田が居る位置を把握し、塩崎の茨で迎撃態勢を取る。

 

そこから反撃に打って出るA組チーム。

一方のB組チームは自陣に3人固まっていた。宍田の嗅覚で、蛙吹3人が位置も含めて把握できた。この蛙吹が三人と言うのがA組チームの作戦であり、蛙吹の粘液で蛙吹に擬態するのだった。

 

塩崎の茨でとにかく一人を拘束すると釣れたのは上鳴だった。しかし、塩崎の鉄壁によって電撃は防がれてしまうかにみえた。それでも、サポートアイテムのおかげで、一直線に伸びる電撃で茨を貫通し、攻撃を加える上鳴。

 

B組・鱗の個性による鱗の射出でシューターが破壊され、間一髪で上鳴の攻撃は届かず、完全に拘束されてしまう。

しかし、今度は鱗の声を真似た心操の洗脳が塩崎に成功する。

 

そもそも、上鳴が釣れたのは偶然ではなかった。上鳴が囮となるため、積極的に塩崎の茨を踏みに行ったのだった。

 

その時、宍田が動き出す。何も言葉を発さず、蛙吹の位置を指で指示し、自分は心操潰しに向かう。しかし、鱗は不覚を取り、塩崎を死角に連れ出されてしまう。

 

心操めがけて直進する宍田は、既に洗脳経験があった。だから、もはや声に対して何ら対応をしないという作戦を決め込む。心操は捕縛布を使って鉄パイプを宍田の頭部に落すが、宍田にはダメージが浅かった。

 

そんな宍田に逃げろと言う鱗の叫びがこだまするが、宍田は一切無視を決め込む構えを取る。しかし、鱗の叫び声は本物の鱗の声だった。

鱗は蛙吹に拘束され投げ飛ばされ、ついにA組チームは宍田を攻略することに成功する。

 

こうして一試合目はA組チームの勝利に終わるのだった。

 

意外とアイテムもトンデモな世界観

 

この世界、個性がとんでもないだけでなく、アイテムの性能もかなり破格です。電気を一直線に誘導し、しかも対象を選択できる上鳴りのシューターや心操のペルソナコード、相澤や心操の使う捕縛布はその良い例です。

 

今回は特にそのトンデモっぷりが発揮されたという感じでした。

 

個性だけですべてが決まるのもどうかとは思いますが、それに加えてサポートアイテムまでトンデモ性能なのには結構驚かされます。

なんならサポートアイテムだけでもヒーローやってけるんじゃないかと思うほど、強いです。イレイザーヘッドは個性を消す個性ですが、時間のリミットもあるため、基本的な戦闘は捕縛布と肉弾戦なので、ほとんどアイテムでヒーローやってるようなところはありますが。

エンデヴァーも自身の放熱用にサポートアイテムを使っていれば、あそこまで深手を負わなかったんじゃないかとふと思ってしまったりしています。

 

個性だけとなると、最終的に直接的な攻撃に使いづらい個性だと殴り合いだけになってしまうので、サポートアイテムで戦闘に幅を持たせるのはアリかとは思います。なので、やっぱり物理法則までぶっ飛んだアイテムがこうも出てくる作品だとは思っていませんでした。

 

ただ、単純な殴り合いに強い宍田くんが今回の戦闘のキーパーソンであったことを考えると、やっぱりサポートアイテムはサポートにしか過ぎないんだろうなとも感じました。

 

形勢が二転三転

基本的にはA組勝利が規定路線なのかな、とは思っていたのですが、一時はほぼ全滅かにも見える瞬間もあり、形勢は読みづらかったです。

 

切島という今まで比較的活躍してきた戦力があっという間に攻略された時もそうでしたが、上鳴捕縛後からの展開はあえて時系列を入れ替えて、作戦内容を回想と言う形で後出したことで、A組が圧倒的に不利な状況に押し込まれてしまったようにも感じました。

 

訓練編は命のやりとりがないから、緊迫感が無いという意見もありますが、今回はそれを跳ね返す良い一回だったような気がします。

A組のメンバーにはかわいそうですが、次の対戦ではA組チームが敗北することで、今後、ますます展開が読めなくなるということに少し期待しています。

 

 

心操の存在による「会話によるコミュニケーションの阻害」という点も絡まって、なかなかに良い感じが出ていたと思います。

 

前回は謎を蒔く比重が大きめだったので、少し退屈にも感じたのですが、今回はしっかりとやってくれて嬉しかったです。

それでも、以前のシーズンに比べると、少し演出面の力が抜けているような点は気がかりです。ここも、コロナの影響なのでしょうか。

 

終わりに

 

サポートアイテムが強すぎる点は少し難ありとも感じましたが、話としては、状況が二転三転する面白い展開が楽しめました。

演出については、少し力が抜けているようにも感じましたが、テンポ感としては良い感じなので、この調子でやっていってくれればと思いました。

 

次回も楽しみにしています。プラス・ウルトラ!