私には夢があります。小説家になって、莫大な財産を築いて優雅に暮らすことです。
しかし、どれほど夢を抱いても、夢を具体化しても、なかなか本気で取り組むことができません。どうしてもサボったりしてしまうのです。
多くの人が「死ぬ気で頑張れ」「本気で頑張れ」と言います。
しかし、どうやったら死ぬ気で頑張れるのか、よくわかりません。他人に発破かけられて、死ぬ気で何かをやった経験がある人はいいかもしれません。
ですが、私はそういう状況で途中で折れてしまったこと多数、いつも何度も逃げてきてしまいました。
そんな弱い過去の私と決別するために、私は運動という手を取りました。
なぜスポーツが限界の挑戦にちょうどいいのか
それはいくつかの分かりやすい理由があります。
- 限界に挑戦しやすい
- 体に良い変化が現れる、健康になる
- 寝れば疲れが飛ぶ。場合によっては睡眠の質向上
- 短い時間でも大きな負荷をかければ効率よく限界に近付く
スポーツ、体を動かすことと言うのは、すぐに限界が見えてきます。
限界まで頭を使うと言うと、これはかなり大変です。そのための訓練が必要なんじゃないかと思います。
スポーツの場合は、ひたすら走る、とか、ひたすら体を動かせばいいです。(もちろん、間違いすぎた使い方をすると体壊しますが)
そして、限界に挑むと、体の方に成果が出てきやすいからです。何かに挑戦したら、そのリターンが欲しいというのは人間の素直な欲望です。
それに応えてくれるのが、筋トレです。何度も何度もやり続けていると、だんだんと筋肉がついてきます。それが、単純にうれしかったりします。
そして、体を限界まで動かしても、睡眠をとれば、疲れを持ち越さずに済みます。むしろ、人によっては、運動不足による睡眠の質の低下が回避できるかもしれません。
仕事で限界に挑む、というと、かなりの時間を要します。場合によっては数日、数週間かかるかもしれません。しかも、それでいて成果が出るかどうかはまた別問題。
ただでさえ頑張るだけでも大変なのに、長期間頑張ったうえで成果が出ないともう何もかも辞めたくなってしまいます。
その点、運動ならば、手っ取り早く、成果も出るという点で、非常にいいと考えられました。
私の運動歴
限界に挑むために、運動という手段を決めました。というと、多くの人は、私が運動好きだと思ったかもしれません。
ですが、私は根っからのインドア派。運動なんてからっきしでした。
幼いころは住んでいる場所の空気が悪く、喘息を患い、それによって病弱少年でした。
その後、引っ越して喘息は改善した物の、運動は相変わらずてんでダメでした。病弱が改善した勢いで結構太って、やっぱり運動はダメでした。
持久力はない、運動神経もダメ、器用さ・バランス、ダメダメ。自転車にも乗れなければ、泳ぐこともできない、といえば、なんとなく想像がつくでしょうか。
典型的ないじめられっ子のスペックです。
おかげで中学校の体育の時間は大嫌いでした。
中学の頃は、クラスで孤立していたので、練習の相方を組んでくれる人もいませんでした。チーム競技になれば、チームに私が居ると言うだけで嫌な顔されました。
そんな環境でスポーツなんて好きになれるわけありませんでした。
高校は同じような人間ばかりだったからよかったものの、大学ではやっぱり落ちこぼれ。あまりに下手な物だから、女子に混じって走らされていました。
その後、社会人になり、不摂生がたたって、健康診断の結果が悪かったのをきっかけにフィットネスクラブに通い始めました。
フィットネスクラブは気楽なもので、好き勝手にやればいいので、性に合いました。
「体力を使ってる感」もなんとなく新鮮で、嬉しかったものです。
ただ、それは、結局、自分の身になっていたかと言うと微妙なんですよね。なんとなくやって、やった気になっていた。それが今までの私でした。
ジムで限界を追求してみる
自分を追い込むとか言う物騒なことを考え出したのはごく最近です。
追い込まなければ成長しない。そう思って、今まで以上に負荷をきつくしてみました。
さらに、自分がヘロヘロになるまで追い込んでみようと思い、ランニングマシンでひたすら走り続けています。
たかだが10分間です。時速7キロぐらいです。全然大したことじゃないです。でも、私にとっては滅茶苦茶大変なことです。他人から見て凄いかどうかじゃなく、完全に自分視点で構いません。自分にとっての限界を極めようとすればいいです。
「限界を追求する」と言って、人類の極致を目指す必要は一切ありません。目指せるだけの才能があるなら、目指しても構いません。
ただ、あくまで、今の生活を変える、というだけの話であれば、自分自身の限界を越えようとするだけでいいです。
「辛い!」「休みたい!」と思っても「まだまだ!」「頑張れる!」と頭の中で響かせてからが限界の入り口です。
先ほど言ったような、ランニングマシンで追い込んでいる時には、8分ぐらいになってくると、もう辞めたくなります。
でも、「俺は不死身の杉本だ!」とか「最高のヒーローになるんだ!」とかアニメキャラの名言を頭の中でガンガン響かせながら、必死で走っています。
限界を超える以前に、限界を見極めようとするだけでも十分です。
ただ、普通に暮らしていると、限界と言うモノが見えてこないことも大いにあります。
人によっては、過酷なノルマや残業で自身の限界を越えて仕事なさっている人もいらっしゃいます。そんな人は、今更、体を動かすまでもなく限界をよくご存じです。
才能がある人は、学生時代から一日10時間ぶっ続けで勉強をしていたりもします。一体なぜそこまで本気になれたのか、私にはわかりません。
スポーツで限界なんて出るのかという人は
Youtubeで筋トレ動画でも見てください。
例えば、以下の動画。腹筋崩壊太郎こと『なかやまきんに君』の動画です。
普段から鍛え、ボディビルダーとしても活動している大の大人が、うめくほどの筋トレをしています。
https://www.youtube.com/watch?v=lVfGxAXFeXY
これを見て、私も「限界に挑んでやらぁ!」と自分を奮い立たせています。
そして、動画にも出てくる「チャンス!」とかいう掛け声を使ったりもしています。
ただ、初心者がいきなりこのレベルに手を出すのは止めましょう。明らかに限界超過しすぎです。おそらく、変なところで力んで体壊します。
なので、自分に合った限界を見つけることは必要です。ですが、あそこまでうめくぐらいの限界を追い求めてみると、おそらく世界が変わってきます。
私は少なくとも、少しずつ、意識が変わってきている気がします。(挑んだ結果、疲れて半寝状態でブログ書いたこともありますが)
おわりに
「死ぬ気で頑張る」経験の為、運動をしてみる。それによって己の本気度を高める。いかがでしょうか。
人間は一度も経験したことが無いことはできない生き物です。できたとしても、非常に能力のある人で会っても難しい事です。
そのため「死ぬ気で頑張る」を手っ取り早く経験する為、思い切り運動してみるというのが趣旨です。
私もまだまだ死ぬ気に至れていないので、まだまだ頑張り中です
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