毎日毎日良い事なんて一切なくて、辛くて辛くて仕方がない。そんな日々を送っていたことがあります。
失敗続きで周りに迷惑かけまくって、怒られて、どうしようもない精神状態に陥ってしました。自分は微塵も価値が無いと思っていました。
そんなときには、良いことがあったと思うことすら、申し訳ないと感じてしまっていました。
それでも、あまりにも辛くてみじめな時期を打破できたのは「毎日 良いことを3つ振り返った」からだと思います。
日常の中でいいことがあった、と勝手に思って数えること自体は勝手です。仕事サボって、いいことを求めて遊べと言うのではありません。
ただ、その日一日何かいいことがあったということを書き記していくだけで、いいのです。
実に簡単で何の解説もありません。しかし、いざ始めてみたあなたが、困らない様に細かくお話していきたいと思います。
やりかた
何でもいいので、記録できるものを用意します。
ノートでも、スマホのメモ帳でも、いいです。他の人に見られて構わないのなら、SNSのアカウントでも構いません。
そして、毎日毎日ひたすら、その日にあった良いことを書き記します。
「良い事」というのは本当に何でもいいです。
「良い事」と言われて想像するのは「宝くじに当たる」とかそう言うようなレベルの良い事を想像してしまうかもしれません。
もちろん、本当に宝くじに当たったらいいことですから、書いてください。でも、毎日宝くじが当たるような幸運なんてそうそうありません。
もっとみみっちい、小さいことで構いません。
- 貰いものをもらった
- 楽しみにしていたものが届いた
- 昼食で入った店がおいしかった
- 筋トレの効果が出てきた気がする
- サボっていた勉強を再開できた
そんなレベルで構いません。
自分から能動的に起こしたことでも、受動的に起きたことでも構いません。
とにかく、毎日「良い事」を3つ書きましょう。それを蓄積し続けましょう。
日記のようで日記ではない
良い事3つを抽出するのではなく、日記をつけるというのはあります。
ただ、私のような無精者は、日記を書くときは決まって暗いことがあったときに書いてしまいます。
怒られた、失敗した、やらかした、同じ失敗をしてしまった。そうして気分が暗くなっていると、そのつらい気持ちを吐き出したくなり、とにかく日記をしたためたくなります。
そうなってくると、辛いことで彩られた暗黒日記が完成します。別に、暗黒日記を作ることが悪いわけではありません。むしろ、吐き出しちゃダメだと思って自分の中にため込んでしまうことの方が危ないです。
辛いことがあったら辛さが浅いうちに、辛さが蓄積していないうちに吐き出してしまうべきです。それが身の安全の為です。
暗黒日記よりも、人に話せと言う人もいるでしょう。確かに話せるのならば、人に話してしまう方が楽でしょう。ですけど、徹底的に追い詰められて、人に話す気が無い時でも、日記にならば正直にすべてを書けます。
ですが、それだけをやっていると、気持ちが暗くなってきてしまいます。その日記を見返すと、自分の人生は暗い事しかなかった、と思うようになってきてしまいます。
それに対するカウンターとして、お勧めなのが良い事日記をつけることです。別に、カウンターでなくとも威力を発揮します。愚痴の日記を綴っていない人でも、おススメです。
普通に暮らしていると、何もない一日だった、とか、昨日の良くないことばかりを思い出してしまいます。そうして、ただ、毎日、辛い事だけが頭の中に残って、辛さだけが積みあがっていってしまいます。
何とかひねり出そうと頑張り出す
何があっても毎日とりあえず3つ書きだそうとしてください。
しかし、そうそう良い事なんてある物じゃないかもしれません。だからと言って「普通の日だったから良い事なんて1つもなかった」と書いてはいけません。
とにかく、良い事をこじつけてでも、書かねばなりません。
例えば今は夏で暑いので
- スーパーに入ったら涼しかった
とか言うレベルでも良い事です。
確かに、スーパーが涼しいのは今や当たり前のことです。それぐらいしか良い事が無いというのは寂しいと思うかもしれません。
ですが、発展途上国に行けば、店にエアコンが無かったり、露店で買い物したり、なんてことは往々にしてあります。
スーパーのエアコン代だってただじゃありません。そう考えると、少しは感謝の気持ちが沸いて、良い事なのかもしれないな、と思えるかもしれません。
仕事で失敗したとしても、「難しい仕事に勇気をもってチャレンジした」とかけばいいことです。
でも、多少こじつけてでも良いことを書きだそうとすると、だんだんと気持ちは前向きになってきます。
より質の高い良いことを目指したくなる
私がまさにそうなのですが、良い事と言ってもケチ臭い物も多いです。特に、最初は小さい幸せが多いでしょう。
別に、悪い事ではありません。どんな小さなことであっても、良いことがあれば、良いことがあったと書くべきです。
とはいえ、流石に毎日こじつけだけでいいことを書いていると辛くはなってきます。そうなってくると、翌日に、スキマ時間で何かいいことをできないか、求めるようになります。
人間というのは気を抜いていると、ボーっとしてしまいます。なので、一日の始まりの段階で「今日は昨日よりも凄い良い事を経験する」と決めて暮らして、「良い事」をステップアップさせていきましょう。
最初は小さなことで構いません。特に辛い時には、小さな幸せを見出して、自分を少しずつ肯定していくことが大事です。
それからだんだんと発展させて、良い事をステップアップさせていけばいいのです。
凄い人になると「1日1回必ず重大な決定を下す」努力をしているそうです。何も考えていない・何もしない日を作らず、常に新しいことにチャレンジしようとしているわけです。
しかも、重大な決定ということであれば、必然的に色々なことを考えなければなりません。場合によっては情報を収集したり、勉強をしたりも必要になります。
そんな超人だって世界には居る訳です。
さすがにそこまでチャレンジングなことは普通にはできません。
ですが、もう少し、昨日より良い一日にしたい、と思って行動するのは、毎日を良くしていく最良の方法です。
毎日3つ、良い事を書く。数分もかからないたったそれだけのことで、何とかなってしまうのならば、やってみてはいかがでしょうか。
終わりに
良い事を3つ書きだす。それを毎日続ける。実に簡単な事なんですが、それだけで、消えてしまいたい、死んでしまいたいという思いが消えてくるから不思議なものです。
本当に簡単な事なので、暗い気持じゃない人でもやってみてください。
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