私にとって、「文章を書く」ということは、若干の恐怖があります。
会社の上司には「文章を書くことが恐ろしく下手(意訳)」と毎日言われております。上司は愚図で容量の悪い私がどんな失敗をしても、そのたびに、(可能な範囲で)丁寧に指摘をしてくれます。
なのですが、失敗が続いて、他部署の人達まで巻き込んだ際には、さすがに凹みました。その時には、上司に「辞めたい」とまで伝えました。
(このあたりの話は、ネタが尽きたらそのうち書きます)
おかげで、「文章」という言葉を見るだけで身体がこわばります。
そんな私が、文章に対して思っていることを、つらつらと述べてまいりたいと思います。
小説とブログはなぜかけているのか
「文章が苦手」と言っておきながら、小説は毎週更新・ブログは、毎日更新しております。
それは文章じゃなく「小説」だと思っているので、気にせず書けます。
小説を書くだけならば、10年以上やってきています。そのため、文章がわかりづらくとも、惰性で書き続けることができます。ただ、それだって、とあるきっかけで再開を決意するまでは、ずっと筆をおいたままでした。
しかし、再開を決意する前には、上司から「文章が下手」と言われたショックを引きずっていました。
ただ、優しい上司は後に「業務文書」と言葉を言い換えてくれました。おかげで、「小説は業務文書じゃないから」と自分に言い聞かせて、なんとか復帰しました。
とはいえ、ある程度の正解(誰が読んでもわかる)がある業務文書よりも、全く持って正解のない小説の方が難しいはずです。
おそらく、小説の文章もわかりづらい物になっているのでしょう。そこについても、いずれも改善していかなくてはいけないと感じています。
(そのためには、まず、フィードバックをしてくれる方を探す必要がありますが)
ブログはと言うと、現在は何も考えずに書いています。
良くないことなんでしょうけれど、前後の文脈とか、記事としての筋とか、一切考えていません。書けるように書いているだけです。
なので、おそらく、記事によっては滅茶苦茶なことになっているかもしれません。
幸い、ブログを毎日書くのにも慣れてきました。なので、そこからステップアップするために、リライトをしたいと思っています。
そうでなければ、今のやり方のままでは、ただ、文字をぶちまけているような状態です。
ここからは一刻も早く脱出したいという思いはあります。
特に今は、「会社」に関係すると緊張をしてしまいます。緊張してしまうと、ことを上手くやれません。ただの勉強であっても緊張を抱いてしまいます。
なので、まずは、会社ではないブログから、文章力を上げたいと考えています。小説の文章は、ブログから影響を受けて、フィードバックされればいいかな、と考えています。
実際のところは、文章やコミュニケーションに関する訓練を積んで改善に取り組んでいます。それでもなお、毎日「ダメダメ」と言われ、泣きながら暮らしています。
気を付けるべきことが分かっていても、気を付け方が分からないのが現状です。これを、練習をこなすことで、自然にできるようになることを目指します。
「伝えること」はやりたい
私は何かを伝えることは好きです。好きなのにうまくやれていないので下手の横好き状態ですが。
私としては「自分と同じような苦労をしてほしくない」という思いがあります。
私自身が色々な事ができない理由は、(当然、私自身の責任でもありますが)社会や教育システムにも一因があると考えています。
全てを教育システムの責任にして、泣き喚くつもりはありません。教育システムが与えてくれない部分を、自分で補った人は、私の周りにもいるからです。
なので、私自身にも責任があることは自覚しています。それでも、同じことを続けていては、同じような苦しみを抱く人が、一定数生み出され続けることになってしまいます。
私は、それがどうしても嫌なんですよね。一度味わった苦しみは、それを改善した段階で、その改善策を後生に引き継ぐ義務があると感じています。
それが、「社会」という物に生かされてきた一人の人間としての、社会への恩返しだと思っているからです。もちろん、それ以外にも色々な理由があるとは思っています。
そうなってくると、自分の失敗、そこから這い上がってきた経験を「伝える」ことは必須です。
このブログにも、私の経験で役立つであろうとを多くの人に伝えたいという理念があります。(ここ最近は、記事を増やす、という方向に舵を切ったので、その理念から遠ざかっていますが)
それでも、ここでこうして苦しんで、もがいて、どうなるかわからない不安と戦っている人間が一人いる、ということは、何らかの支えになると信じています。
なにしろ、私は、失敗を乗り越えて大成した人間ではありません。今なお、失敗にまみれながらも、大成を信じて前に進もうとする人間です。
ひょっとすると、そのまま転落して行ってしまうかもしれません。そんな不安は、私にもあります。
だから、「すでに成功した人が、失敗した時期を語る」のとは、重みが違うと考えています。
だからこそ、誰にでも伝わる文章を書きたいです。自己満足で、頭の中の言葉を垂れ流すことは、私の目指すことではありません。
会社の仕事でも、同じです。私の部署は最新技術の導入支援や検証を行う部署です。なので、自分が検証したり、マニュアルを読んで操作したりしたときに、痛い目を見たことは、回避してもらいたいと思っています。
そのために、私の部署があるのですから。
そのためにはなんとしてでも「書いて」伝えることが必要です。
書かなくても、口頭で説明したり、図を使うという手はあります。しかし、それも、文章を書くときのような「正しいロジック」が扱えることが前提になります。
そのロジックを身に着けていないから、書く文章が分かりづらいのです。
そのためにも「書く」ことから逃げずに立ち向かっていきたいと思っています。
自分の失敗を他人に繰り返してほしくない。それがいつだって私の原動力です。
終わりに
「書く」ことを主題にした記事ですが、内容は大分ぶれた気がします。
果たしてタイトルと齟齬が無いか、不安にもなります。
ですが、一つ、これで、現状の課題「会社の仕事で文章を書くことへの恐怖」を乗り越えるきっかけにできたらな、と思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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