このサイトでは、結構アニメトークなどするので、画像が欲しい時があります。とはいえ、著作権的に、何がOKで何がダメなのかは非常に気になるところです。
私自身、創作が好きな人間ですから、そう言ったところをないがしろにして、後から損をするのも嫌です。
(日本では二次創作などに優しい場合が多いので)多くの場合は訴えられずに済むでしょうが、自分がきちんとしていないと、後で、他人にもきちんとしろと言えないので、そこはしっかりとしたいのです。
1.amazonの利用
amazonの広告利用と言うやつです。広告の商品画像は(どういった理由はか知りませんが)さほど黒くはないようです。
amazonには商品画像だけのアフィリエイト広告があるので、これを使うという方法です。
ただし、これをやるにはまず、amazonの広告審査に通らないといけません。
更に、アドブロックとかで弾かれる可能性もあります。せっかく、画像と整合性を付けて記事を書いているのに、弾かれて非表示になっては元も子もないという感じです。
更に、こういう作品がある、ということは知らしめられても、その内容に関する画像を使いたいときにはどうにもなりません。
例えば、『fate/stay night』の『セイバー』さんは超有名ですし、ジャケットからフィギュアまで何でもあるので、説明用の画像には困りません。(ネタデザインすら立体化されているほどなので恐ろしい話です)
ところが、『.hack//』シリーズの八相など、おおよそ商品化されていません。(amazonで検索してきました)
なので、どうしてもこの手段が使えないという時もあります。
(そもそも、この八相の画像を使う時にどーすればいいのかと思ったのが、この記事作成のきっかけです)
そこで、それ以外の方法についても考えて行きます。
2.自作をする
自分で描いてやるか、という訳です。ですがこれは二次創作である以上、完全に安全という訳ではありません。トレスしようものなら、結局、やってることは黒よりのグレーゾーンに突入です。
今は、(特に日本は)イメージをぶち壊すような悪意あるやり方でない限り二次利用を黙認してもらえることが多いので、自分で一筆描くのは安全かも知れません。
とはいえ、二次創作自体は訴えられれば、こちらが圧倒的に不利です。そう言った行為であるという認識で、慎重に行う必要があるでしょう。
また、私情で言えば、すべての画像を一々書いていたら、いつまでたっても終わりが見えません。そう言う意味では(身勝手な理由ではありますが)非現実的な方法ではあるかもしれません。
少しわき道にそれますが、アニメなどのレビューではない場合には、自分で出来るだけ書いたり、写真を撮ったりしようと思います。フリーの画像を配布しているところは幾らでも知っています。ですが、それをすると、オリジナリティが下がって見えます。クリエイティブだなんだと言いたければ、その辺りは身を粉にする覚悟は必要でしょう。
(それでもアニメキャラ全部描くのは非現実的です)
引用
引用とは、だれが作った物なのかを明記しながら、作った通りの物を掲載することです。
例えばこんな感じ
われ思う故に我あり
そして、調べたところ、引用は問題ない、という結論が出ました。
2次情報になってはしまいますが、私が参考にしたブログは、 こちらの記事になります。
htmlには引用用のタグもありますし、かつて英語で小論文を書くことを教わったときに、引用をすることの重要性を説かれた経験があります。
以下で、引用を用いつつ、引用の要件について文化庁がまとめた物を示します。
[1]引用する資料等は既に公表されているものであること
[2]「公正な慣行」に合致すること
[3]報道、批評、研究などのための「正当な範囲内」であること
[4]引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること
[5]カギ括弧などにより「引用部分」が明確になっていること
[6]引用を行う必然性があること
[7]出所の明示が必要なこと
基本的に難しいことは言っていないと思います。
メインの文章は自分が書いて、引用した部分はハッキリ示し、誰が作ったかきちんと示せ、と言うことが書いてあります。
アニメ考察などでは、ここで言う批評に当てはまるのでしょう(批評と言われるといい気はしませんが)。
さらに、Twitterの引用と言う物も調べてみたら出てきました。SNSの多くは、投稿された画像を、SNSの運営側に預けるという規約が存在するようです。そして、SNS運営側は、それを各々のSNSの定める引用法を守ればフリーで使っていいと断言しています。
(上サイトの「ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾」の項目です)
確かに最近では、メディアサイトがinstagramの画像を記事のアイキャッチに使っていたこともありました。(正直使いすぎて嫌気がさしましたが)
ほかにも、他人のツイートを引用する人もいます。私見ですが、大手のブロガーでやってることが多いイメージです。
ただ、この方法ですと、画像+SNSの投稿データ(文字・装飾・アカウント情報など)も含まれることになり、読み込みが遅くなります。ページ全体の読み込み速度が遅くなることはいい気分ではありませんし、事実、Googleは遅いページにマイナスの判定を付けます。
なので、多様はあまりお勧めできないでしょう。
引用と転載は違うのか
画像の利用に関して、ずぶの素人だった私でも「画像の無断転載を禁止します」というようなフレーズは見たことがあります。
特に、ゲームの情報サイトですが、それ以外にも、ゲームやアニメの公式サイトでもたまに見かけます。(電撃オンラインにかいてあった気がしましたが、調べ直してみると確認できませんでした)
書いといたのに無断転載しやがってゴラ!と言われたら、こっちとしても見て分かっているので、謝るしかないです。
だからこそ、引用と転載は違うのかと冷や冷やしていました。
ですが、引用と転載は明確に違うようです。
こちらのサイトを参考にすると
記事の内容のほとんどが別のサイトから持ってきた画像とか文章とかだと引用じゃなくて、転載になってるよ
ということの様です。
思い返してみると、漫画などのネタバレ系のブログで、漫画の画像の脇に、作者名などが書いてあることがあります。たぶん、それは引用による保身を図っている者だと思われます。(やってることは黒に近いとは思いますが)
まとめ
とりあえず、しばらくの間は、可能な限りamazonの広告機能を利用し、それができない場合には、気をつけて引用する、というスタンスでやって行こうと思います。
結局、amazonの広告機能も事実上の引用のように感じます。
ですから、どのみち、引用するのが一番安全だということです。
しかし、個人的にはあんまり引用するというのもいい気分ではありません(なぜかは分からないけれど)。ただ、個別のキャラの紹介などをしたい場合には引用をするでしょう。それが最も安全な方法だと思われるので。
出来ることなら、公式サイトの画像の利用権とかを数百円くらいで売り出してくれた方が、こちらとしては気楽でありがたいです。(安すぎるかもしれませんが)
引用は、ルールを守り、必要に応じて行い、引用元を明記する、というのは確かに論文の制作時に言われました。とはいえ、世界の発展に寄与する論文とブログを同等に語って自分を正当化するのも、少し気が引けます。
ならば、世界の発展に寄与する、論文と同列に語られるくらいのブログを製作すればいいだけの話なのだと、少しプレッシャーを感じたのでした。
以上、権利関係はしっかりやっておきたいと思って書き始めた記事でした。